藤丸立香の師匠的存在は (ページ5)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:8,545 hit

４話ページ5

・

『藤丸……あー、立香って呼んでも？』

｢はい！大丈夫です！｣

『あ、タメでいいよ。それと、俺もAで構わないから気軽に呼んで』

｢うん、分かった｣

四人並んで歩いている途中で、軽く自己紹介などを済ませる

と言っても、マリーとマシュは知ってるから別に良いんだけど

『マシュは、その盾が武器か』

｢は、はい｣

応えるものの表情は浮かない

『もしかして、真名が分からない？』

｢……はい。｣

だろうな
でもまぁ……あの状況じゃ仕方ないか

｢A｣

『どうした、マリー』

｢貴方、サーヴァントは一緒じゃないの？｣

『あー、いや』

居るけど。
呼ばないよ？

『まぁ、マシュのサーヴァントとしての能力も見たいし、立香の能力も計りたい。という訳で、俺はサポート役に回るよ』

通信機も直したいし、ね
正直に言えば、二人の相手が面倒臭いので呼びたくないです。

｢それより大丈夫なの？｣

『何が』

｢体調よ、体調｣

…………聞くんだ
いや、そりゃ、心配にもなるわな

『今日は来なかったけど、そろそろだからな。早めに薬を見つけたい』

｢はぁ！？持ってきてないの？！｣

『アラームを聞いて急いで駆け付けたから持ってきてない』

俺も焦ってたんだよ
迂闊だったと後悔してるさ

…………うん、本当にね