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その日からは地獄の日々





幸せな予感…したんだけど…






「1!!2!!3!!そこ!遅れてる!」







『は、はい!!』








ワンテンポ遅れただけでズレるダンス









「やる気ある?」






『あります…』








綺麗に出せない歌声に怒られる毎日









そんな日々が半年ほどだった









もう辞めたい…


なんであたしが…ナムジャに混ざってこんなこと…








みんなが練習室から出ていく中あたしは1人残って
ダンスの練習








3回ぐらい踊って



その場に寝転ぶ






『はぁ、はぁ…もう辞めようかな』





疲れた





ボソッと独り言を言った時






思いっきり開かれるドア




ドアに目を向けると





見たことあるけど話したことない子が2人








TH「あっ!!Aじゃん!!」







『…どなた?』





友達みたいに肩組んでくるけど
あたしは知らないんだけど








JM「おい、テヒョナ、困ってるじゃん



俺はジミン」






『うん?』







ちょっとムチムチした男の子…ジミンが言った








TH「ちょっ!俺が声掛けたのに!!



俺はテヒョン!

俺らAと同い年!」







よろしく!なんて笑顔で言うのはあたしに
馴れ馴れしく肩を組んでるライオンさんみたいな子







よろしくしなきゃ…離れてくれそうにないな






『…うん、よろしく』








笑顔をうかべる



あぁ、引きつっちゃってるよあたしの口角






TH「もー、元気ないなぁー!」





JM「俺Aのダンスも歌も好きだよ」








突然…なに?

何を言ってるのこの人は









『何言ってるの…んだよ』






びっくりしすぎて男口調を忘れそうになる

慌てるな、男口調はそのまま


ぼろを出すな
出したら終わり





1人悶々と悩んでると






TH「にひひ、そーだよ!

俺らAの歌もダンスもぜーーーんぶ好き!」








追い打ちをかけるようにべた褒めするテヒョン








JM「まだ寝ずに練習するでしょ?」







いつもしてるよね








なんて笑うジミン









『うん』









TH「じゃあ、俺らも練習する!!」








『いや1人で


TH「やだーー!!一人は寂しいでしょ!」




JM「そうそう、1人より3人のがいいし


教え合いながらやった方がいいって」







…わかったよ』









2人の強引さに負けたこの日




この日からあたしはみるみると成長していった

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作者名:ちきん | 作成日時:2021年6月21日 20時

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