もう1人のメンバー (ページ43)

今日:31 hit、昨日:14 hit、合計:156,659 hit

・ページ43

TH side

TH「…ジミナも座ろ？」

JM「…」

力なく動くジミナの肩を抱いてソファーに戻る

ジョングギは…

JN「ほら、立って。
これに座ろう」

JK「…はい」

ジニヒョンが座らせてくれてる

他のみんなはもう椅子に座って落ち着いてる

…ように俺には見えたけど
どうなんだろ

俺は落ち着いてなんか居られない

でも、隣にいる大事な友達が
…ジミナが俺の代わりに冷静でいられないなら

俺が冷静になるしかない

TH「ジミナ…大丈夫だから」

少し震えているジミナを

ギュッ

強く、強く抱きしめる

少しして、2人で椅子に腰掛ける

そしたらすぐに沈黙が破られた

NJ「…お前たちは本当のこと…

本当に知りたいのか？」

ナムジュニヒョンはなにを…どこまで知ってるんだろ

それも俺たちの知らないこと

JK「知りたいですよ…俺は」

間髪入れずに答える

ジョングギの真っ直ぐな目

強い意志

JM「…」

ジミナは…？

俺は…？

本当は怖い

真実を知ることが

だけど、Aは大事なメンバーで、家族

俺は女の子なんてこと信じられないし、
ジミナだってそうだ

なんなら、ジョングギも信じられてないと思う

だけど

TH「俺も…知りたいよ」

大好きな人達を幸せにしたいから

A抜きで幸せになるつもりなんてない

BTSは…俺たちは7人だけじゃない

Aを含めて…armyを含めてこそ
BTSだと俺は思ってる

だから、知らなきゃダメなんだ

ギュッと服の裾が引っ張られる

だからそっちの方に目を向けると
苦しそうなジミナの横顔

あぁ、ジミナ
お前はよく我慢してるよ

本当は怖いんだよな

俺だって怖い

でも、あのジミナがこんな顔するなんて

Aを嫌いになるかもしれないとか思ってるのかな

そんなわけないのに

TH「大丈夫だよ、ジミナ」

JM「…うん

ヒョン…俺も知りたい」

俺が嫌いにならないんだから、
ジミナだってきらいにならないよ

だから

NJ「今から昔の話をしようか｣

大丈夫

だよね？

A…？