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ガタタ
『いった…』
あたしの体はグクの体重に耐えきれなかったみたい
背中側にちょっとした衝撃が走った
でも、近くにあったベッドの上にコケたみたいで安心
ゆっくりと目を開けると
JK「…ヒョン、大丈夫ですか?」
あたしの目の前にはグクの顔…
『え、あ、大丈夫』
あと20センチも無い距離で
まつ毛やっぱりなが…
綺麗な二重
綺麗な顔に見とれてしまう
いや、そんなことより!!
『ちょっ、どいて』
グイッとグクの体を押す
くそぅ、ビクともしねぇ!!
JK「…ヒョン…顔真っ赤」
この状況をどうにかしなきゃ!!
今度は顔を背けてみる
グイッと頬に手を添えられて目を合わさせられる
…逃げられない
JK「熱でもあるんですか?」
それともどっかにぶつけた?
なんて顔をペタペタ触ってくるから
『…っん』
耳に触れてくすぐったい
JK「っ????!」
おいそこのうさぎ、
お前が顔を真っ赤にする理由なんてねーだろ!!
『はぁ、早くどけって』
恥ずかしかったことを隠して溜息を吐いてみる
JK「…はい」
そっとあたしの上からどいてくれた
ポーカーフェイスを貫き通してるけど
内心すごく動揺してる!!
や、やばい、死ぬのあたし
バクバク
心臓の音がうるさい
これ聞こえてないよね!?
やばぁぁぁぁぁぁい!!!
ベットが音を立てる
グク…?
JK「ちょっと…俺、自分の部屋戻ります」
あたしの目を見ずに話すグク
『お、おう』
JK「…誕生日おめでと」
じゃあ、おやすみ
なんてでていくグクの背中を見つめる
『おやすみ』
扉がしまったことを確認してあたしは寝転ぶ
さっき…グクが目の前にいた
距離が近いのはいつもの事だけど…
今回は押し倒された(事故)わけで
男の子だった
あんな可愛いうさぎちゃんが!!
すごく力の強い男の子だったよ!?!
うわぁぁぁなんて枕を抱きしめた
…あたしほんとに女だってバレる気がする
これはほんとに…
神さま…仏さま…、パン・シショク様ぁぁぁぁ!!
どうかあたしが女だってバレませんようにぃぃぃ!!
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作者名:ちきん | 作成日時:2021年6月21日 20時