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そっと頭に触れて撫でる
少しの沈黙の後
JK「ヒョン…みんな素敵なプレゼントですね」
グクがプレゼントを見ながら言う
グクの言うように
みんな心のこもったあたたかいプレゼント
これを選んでくれたり作ってくれてる間
あたしのことを考えてくれてたわけで…
『ほんとに素敵だよ
凄く嬉しい』
JK「…」
でもね、
『グクのプレゼント
すごく素敵だと俺は思うんだよ』
そっと最後に残った紫色のリボンの箱を抱きしめる
JK「いやでも…
ほかのヒョンたちに比べて俺は」
『比べるもんじゃないだろ?』
JK「っ…」
そっと中を開けると
小さな箱に入った少し非対称な形
『この指輪
グクが作ってくれたんじゃないの?』
そっとあたしの指につけながらグクに見せる
JK「…はい」
『世界で一つだけの指輪って素敵じゃん』
どー似合う?なんて笑えば
ゆっくりと首を縦に振ってくれる
『それに…』
あたしが立ち上がると自然にグクの顔が上がるわけで
今度は壁に向かって歩く
『この絵、俺の部屋にあってると思わない?』
すごく好き
なんて笑えば、グクの顔がクシャクシャになる
『世界でひとつしかない指輪、
そして、グクが描いてくれた絵…
すごく俺には勿体ないよ』
今度はグクに背中を向けて絵に触れる
プレゼントにくれた絵
すごく綺麗ですぐに部屋に飾ったんだよな…
大きな空の下
たくさんの緑に囲まれた8人の絵
まさに
『俺らみたいじゃん
すごく素敵だよ』
ほらなんて、手を広げてやれば
JK「ひょんんんんんんん…一生ついて行きます」
ガタタ、バタバタ
なんて、大きな音を立てて素直にあたしに抱きつく
さっきみたいに首元をグリグリと押し付けてくるけど今度は手加減なし
ちょっと痛いけど、
これが幸せって感じがしてあたしはすき
あたしも身長高い方だけど、
それよりも何倍も高くて
力も強くて
男の子って感じで…
『え、あっちょっ!!!!』
JK「!?!」
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作者名:ちきん | 作成日時:2021年6月21日 20時