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『わぁ、ここどこですか?!』









ユンギオッパの隣を歩く









キョロキョロと見回してみてもどこかわからない









『あの店テレビで見たことあります!!』









『あのアイス美味しそう!!』









『犬がいますよ!!!』







YG「…」







いくらあたしが話しかけても








犬に手を振ってても反応ひとつしてくれない









まあ、それがユンギオッパだ








それでもあたしは話しかける









『いい天気ですね〜』








青い空、青い海すごく綺麗な街







あたしは急に空がみたくなって









空を見上げる









昨日まで土砂降りだったなんて誰が信じる?ってぐらい晴天









あたしだって信じらんない









ぼーっと上を見てると太陽が目に入る









『眩しっ』









自然と顔がしかめっ面になるわけで









YG「あほ面」








わかってるけど…!!







突然の暴言よりも






ユンギオッパが反応してくれたことが1億倍嬉しくて…









勢いよくユンギオッパの顔を見る









あぁ、見ちゃダメなやつだ…








優しくて、あたしのこと大切だって顔してる









顔色を伺うことしかしてこなかった人生









人の顔を見るだけでどんなことを思ってるかわかる







ここで役に立つなんて思わなかった









だから、あたしも嬉しくて、幸せで









『っ!ゆ、ユンギヒョンが!!誘ってくれたことほんとに嬉しかったんですよ!?』





満面の笑みで言えばびっくりしてる顔







それでもあたしは止まんない






『みんなと一緒にいたかったんです





でも、最近みんな…俺に…冷たくて…寂しかった』









調子に乗って思ったことを吐き出したんだけど








やっぱり、最後のは恥ずかしくて






本音を言えば嫌われるから…







怖くて俯く

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作者名:ちきん | 作成日時:2021年6月21日 20時

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