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JKside









ヒョンを探しながらぶらぶらする









どこにいるんだよ









なーんて、眉間に皺を寄せながら歩く









合流してからのことを考えるとにやけてくる頬









あー、単純…なんて考えてると目に入ってくるチラシ









クレープらしいんだけど…









「わ、俺の好きなやつ…」









そう、目に入ったのは俺の大好きなバナナキックのクレープ









大好きなものは食べたいなんて思うと体が勝手に動くわけで









買いに行こう、ヒョンの好きな味もあるかも知れない









いや、ヒョンにもこの美味しさをわかってもらわなきゃ









なんて思いながら歩いていく









でも、さすが人気なだけあってすごい列を見てため息をはく









1人じゃなかったら絶対並んでない









すっと列の横を通ると困ったような声が聞こえる









チラッと見ると2人の女性









普段なら声なんてかけないんだけど、すごく困っているようだったからかけてしまう








しかも、なーんか嫌な予感がする









俺の感は当たるほう









JK「どしたんですか…?」








今の顔、真顔だけど内心ドギマギしてます








なんて、おちゃらけてみるけど本当に心臓がうるさい








人見知りどうにかしないとな…









じっと見てると、パチッと目が合って…








俺の顔を見るなり少し驚いている2人の女性









うわ、バレたかな








めんどくさい…けど、しょうがない









「え、あ、の、言っていいのか分からないんですが、さっきいたお兄さんにストーカーがいたようで、えっと、話しかけにいったんです!!」






「だから、私たちどうしたらいいのか…わかんなくて」








JK「お兄さん…って、どんな感じの人…です?」









2人の話を聞き終わる前に俺は全力で走った









やっぱり、嫌な感は当たる








全身真っ黒









眼鏡をかけてる









身長はそんなに高くない









声も少し高くて柔らかい感じ









もう…ヒョンじゃん









しかも、直接話しに行くとか…









バカじゃん









なんで頼ってくんないんだろ









年下だから?









頼りないから?









『呼べよ…ほんと』

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作者名:ちきん | 作成日時:2021年6月21日 20時

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