虎杖悠仁の妹(チビ)は東堂葵と結婚したい。【呪術廻戦】

好きです！その4！ ページ5

今日私は握手会場に来ています。

え？誰のって？


そんなの当然、


「あ〜！Aちゃんだぁ〜！
待ってたよ、久しぶり〜！」


「今日も今日とて美人ですね！！」


高田ちゃんの握手会！




皆さんご存じだとは思いますが私虎杖A、

高田ちゃんの大ファンなのです！





…あれ？言ってなかったっけ？


「最近あんまり来てくれなかったから寂しかったよ〜」


「すみません、最近忙しくてなかなか来れなくて…」


しかたないなぁ！って頬を膨らませているのも可愛い…！





きっかけはほんの偶然。街角で聴いた高田ちゃんの歌に、心を打ちぬかれてしまって。

笑ってしまうほどドハマりし、ライブだの握手会だのに通いつめた結果、

今や本人に認知され、ファン通り越して限界オタクの一人。




「あれ？Aちゃん、もしかして好きな人でも出来た？」


「ぅぇっ！？！？」


やっぱり！とコロコロと笑う高田ちゃん。
なんで分かったんですか、と口を開こうとしたが、


「はーい、そろそろお時間でーす」


とスタッフさんに促されたため、聞けず仕舞いで。


「Aちゃんの好きな人の話、また次の握手会の時教えてね」


ばいばーい、と笑って手を振る高田ちゃんに小さく手を振り返した。









「…私そんなに分かりやすいの…!?」


顔も赤いがそれよりもなにより、憧れの人に一発で恋心を見ぬかれたなんて恥ずかしすぎる。


っていうか…





「ファンの細かいところもしっかり見てるんだ…ますます敵うわけないじゃん…」


そりゃ東堂さんが惚れるわけだ、とやや自嘲気味に呟いた。

なにが高田ちゃんより魅力的になる、よ。

勢いでそんなこと言ったくせして、結局は高田ちゃんのことも大好きとか…




〖ごしゅじん、げんきない？〗
〖ごしゅじん、にこーってして〗
〖げんきだして〗


足元にすり寄ってくる私の呪霊(コ)たちの頭を軽く撫でて、
自分の感情を誤魔化すように布団にもぐった。





　





　


--------キリトリセン--------
しれっとこいつの手持ち呪霊が喋ってるが、理由は「なんとなく」「そういうもん」ってことで頼む

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