七海さんはかなり好きだったので!by膿爛 ページ14
「覚悟はいいですか?虎杖君、Aさん」
私たちは今映画館の前にいる。
そう。
真人および吉野順平の事件だ。
私たちに与えられた任務は、映画館での変死の原因の究明…まあ、ようは真人をぶっ殺せってこと。
それにしても、七海さん大人だな。
先輩とはいえ最強をバッサリ「尊敬してない」って言い切ったのは笑った。五条先生には何とも言えない顔をされたけど、私もそんなもんなので対して気にしてはいない。
「見えますか?これが呪力の残穢です」
「いや全然見えない」
『この足跡っぽいやつですね』
なんでAは見えんの⁉と叫ばれたが知らん知らん。
『悠仁は見ようとしてないから見えないんだよ』
「Aさんの言う通りです」
「さっきから思ってたけどなんで二人ともそんな仲いいの⁉」
そこから七海さんがわかりやすく説明してるなか、悠仁がやや不服そうな顔をしていたが、どうやら見えたようでちょっとはしゃいでいた。
「追いますよ」
「押忍!気張ってこーぜ!」
「いえそこそこで済むならそこそこで」
この会話のテンポ、好きだわ。
そんなこんなで改造人間のおでましだ。
「こちらは私が片づけます
二人はそちらのもう一体を」
ずっと思ってたけどおべんとうとかせんざいとか呟いてんのが気になりすぎる。
買いたかったのかな?
まあ、ここは別に私の出る幕でもないか。サポートくらいはするけど。
七海さんの説明を聞きながら改造人間を軽くいなす。
私が足元を溶解させ相手の体制を崩したところで悠仁がすかさず相手に拳を叩き込む。なかなかいい感じに連携とれてるじゃね?
「おっおべっ」
「失礼、今止めを」
その瞬間七海さんがハッとした表情になる。どうやら気づいたようだ。
「虎杖君!止めは待ってください!」
七海さんが突然ストップを掛ける。そして静かに携帯を見せてきた。
「私の相手を撮影しました」
私も七海さんのカメラを覗き込む。
「呪霊ってこういうの写んないんじゃ…」
『てことは…もしかして』
合わせとこ合わせとこ。
「落ち着いて聞いてください、私達が戦っていたのは」
「_____人間だよ」
お兄ちゃん会いたい病発動中。→←半呪霊の片鱗を見せた(かもしれない)膿爛。
419人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ガティ - 神作品を見つけてしまった、、、 更新頑張ってください!無理しないでくださいね(*^^*) (9月17日 22時) (レス) @page31 id: 7efe7bda38 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - マリかさん» 神……?うれし……がんばりますぅ……(喜びを噛み締めている) (2022年7月9日 15時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
マリか - 神作者様〜!この作品大好きです!貴方様は神です!体調に気をつけてがんばって下さい!!応えんしてます‼ (2022年7月9日 11時) (レス) @page31 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - サナさん» 次元の彼方に消えました…… (2022年6月29日 21時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ありゃ…?続き…ガサゴソガサゴソ、ヒョイッ……?どこ行った? (2022年6月19日 21時) (レス) @page30 id: c963b9e525 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あいすくりぃむとちょこれぃと | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年4月2日 9時