なんかよくわからんが呪胎九相図の４番目になってた件【呪術廻戦】

なんか異次元バトル観戦してたら語彙力なくなった件。 ページ12

映画の途中で、五条先生が帰ってきた。

「出かけるよ、悠仁、A」

えっ、もしかして、

「課外授業！呪術戦の頂点【領域展開】について教えてあげる」

やっぱり〜！てことは異次元バトルとかごじょせんの素顔見れんの?うれし〜！

ん？つまりは漏瑚と鉢合わせるってことでは？

えやだやだやだ！ワンチャンバレる！なんなら宿儺にツッコまれなかったこと自体奇跡みたいなものなのに！呪術師相手ならともかく、呪霊相手だとわかんないのが怖いんだよ！
そもそも五条先生にバレてるかどうかすら怪しいのに！

そんな思いも虚しく。

「見学の虎杖悠仁くんと虎杖Aちゃんです」
「富士山！頭富士山！」

ああ、怖い。なんかすっげーこっちみてんだけど。
私のこと見てんの?それとも悠仁?

「宿儺の器と…奇妙な娘だな、人間とも儂らとも違うような…」

小声でも聞こえてるかんな。めっちゃ汗ヤバいんだけど。
五条先生に聞こえてないのを祈る。

「大丈夫でしょ、だって君弱いもん」

うわあ、煽りよる。案の定ブチギレてんじゃん。
心なしか暑いんだけど。

「大丈夫、僕から離れないでね」

なんにも安心できないんだけど。

「領域展開【蓋棺鉄囲山】!!」

うわ熱気ヤバ。五条先生の説明を軽く聞きながら周りを見渡す。
まさに火山のカルデラって感じ。

うーん、私も極めればこういうの(領域展開)できんのかしら。
ちなみに最近判明したが、Aちゃんとおしゃべりできるあの夢の中の空間は、Aちゃんの生得領域らしい。お花いっぱい咲いてるもんね。

それはさておき。
どうやら五条先生の領域展開のお披露目のようで。
とりあえず悠仁に引っ付く。

「領域展開【無量空処】」

んわあ、なにここ。すっごい綺麗だけどどこか不気味。
周り見てたらなんか頭痛くなってきた。

領域が解除された直後、哀れにもふんずけられる漏瑚。
悠仁が「生き物としての格が違う」って思ったのも納得。



次の瞬間。
突如咲いた花々。
そして、巨体が脇をすり抜け、漏瑚の頭を抱えて走り出した。
___花御だ。
「先生俺は大丈夫！ソイツ追って！」
ごめん嘘ヘルプ！って叫ぶ悠仁を横目に、全力で駆けだす。
血のボール的なのを作って全力で打ち出す。
花御の纏っている布に若干かすったが、避けられてしまった。
チッ、と舌打ちを一つ。
やっぱり気配を誤魔化してると思ったように術を出せない。
ま、掠っただけましか。

半呪霊の片鱗を見せた(かもしれない)膿爛。→←ようやく術式の名前出せた…by作者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す