五条悟の兄は悩みを抱えているようです。【呪術廻戦】

If ページ25

もしもの、話







　




「へ〜、五条先生って兄ちゃんいるんだ」
「あんなのの兄貴とか、大変でしょうね」
「あー、まあ結構な苦労人ではあるな」
「夏油さんと違ってふざけないし真面目ですしね」
「悪ノリとかしないで悟(バカ)の相手ができる唯一の存在ってのもあるがな」
「しゃけしゃけ」
「わ〜、ひどい言われ様」


五条を中心に、わいわいと騒ぐ生徒たち。


事の発端は、海外に行っていた乙骨憂太から、数日後に帰国するとの連絡がきたことだった。





乙骨の付き添いである、五条悟の兄も共に帰国するという連絡に、
(伏黒除く)１年生は担任に兄がいることを知った。








虎杖は興味津々だった。
どんな相手にもドライな伏黒が褒めるなんてよっぽどのことだから。
更に、最強を自負しそれに納得できるだけの実力を持つ担任に、強いと言わしめる“彼”に、会ったこともないのに尊敬を募らせていた。


釘崎は虎杖ほどではないものの、興味があった。
大好きな先輩が尊敬してて、強くて、何よりあの最強(クズ)二人の数倍まとも。


２人とも、興味がわかないわけがなかった。







「ただいま、皆」
「憂太おかえり〜」
「おう、ひさびさだな」
「しゃけしゃけ！」
「始めまして！俺虎杖悠仁って言います！よろしくオナシャス！」

帰ってきた乙骨を囲んでわいわいと盛り上がる生徒たち。そんな時ふと気が付いたように真希が顔を辺りを見回す。

「……おい憂太、Aは？」
「ああ、Aさんなら夏油先生に顔見せに行ってくるって」
「ええ〜〜！！五条先生の兄ちゃん会ってみたかったのに！」

If→←＿＿＿＿＿そして物語は廻る。

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