初めまして、愛する君へ。

ー ページ12

「じゃあ、7時に恵比寿公園でね」

「うん！！」




わたしも外出許可は得てるし、夏は沢山海くんと遊びに行きたいなぁ……。
あ…、なんなら思い切って告白とか、、





そう考えると海くんの話に出てくるその人について知っておかなきゃ行けない気がする。彼女だったらまぁ…、しょうが無いし。






「海くんさ、」


「ぅん？」


「好きな人いるでしょ」


「え、なんで笑笑」


「そのいつも話に出てくる人。その人の話する時の海くんね、とっても幸せそうでさ、見てるこっちまで幸せになれるの。」


「あちゃ〜ばれたか…」


恥ずかしそうに頭を掻く海くんは完全にその人に恋をしていた。


「やっぱり…笑」


「でも、もう居ないんだ。」


「……え？」





海くんは何も答えないまま、空を見上げた。

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