So that it does not melt.【実況者】

Seven 《 ice 》 ページ9

バイト先にて。







簡潔に言おう。私には、翠以外に友達と呼べる人がいない。



ちなみに、今もそうだ。







「それ、片付けといてくださいねー」







年下の、中々ぶっとい根性と腐った性根をお持ちの女だ。



私はぶちまけられた生ごみを見て、すっっっごく大きなため息をつく。






『こんなこと、飲食業の人間がやっちゃいけないんだよなぁ…君、よくここ入れたね』



「ふん。おばさんとは価値が違うから」







いやーん、おばさんだってー。一個しか歳変わんないのにー。






『じゃあクソガキ、てめぇはカウンターの掃除でもやってろよ』





「あああ！！今クソガキって…！！助けてください！！私をいたぶってくる人が！！」




『残念。君に助けなど来ないのだよ』




「チッ」









…もう一度言うね。私には、翠以外に女友達はいない。



この女と喧嘩はしても、決して仲は良くない(はず)



いや、でも








「ああ〜！2人ともこんなところにいたんですね！店長が読んでましたよ〜！」







「『………』」










この女以上に、ウザい人間を私は見たことがない。












「ねぇおばさん」




『んだよクソガキ』





「私たちって、結構仲良いと思いません？」






『何を根拠に』





「あの女だけは嫌いです私も」





『……悔しいな同感だよ』






「私あの女に生クリームぶっかけられました」





『何それ下品』(こら)






「ああっ、ごめんなさぁい…わざとぢゃないのぉ♡ゆるしてぇ〜」





『お前wwそれ真顔で言うなww』





「キモっ。言ってて自分で鳥肌立ちました」




『ゎたしぃ、かわぃぃからぁ』





「すみません、それ吐けます」













…私には、翠以外の友達はいないはずなんです。

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