ワールドトリガーの世界で大暴れしたら (ページ17)

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過去と現在ページ17

Aside

その時、私はデカイ奴に食べられそうだったけど友達に押されて助かった。けど、逃げようとは思っているんだけど何故か走れない。
怖いと思ったのか、別に死んでもいいと思ったのかは今も分かんないけど。

A「ハァ、死ぬのかな？」

友達「そんな訳ないじゃん！」

A「ほら、周りを見てごらんよ。こんなの、終わりじゃん。」

友達「諦めないで！逃げよ！」

すると、デカイ奴がどこかの建物を破壊した。
その建物の瓦礫やガラスが、私の方へ落ちてくる。けど、体が動かない。

ドォッ

A「うわっ！」

また、友達に押された。すると同時に潰れる音がした。後ろを見てみると、友達は瓦礫などの下敷きになっていて。

A「えっ？嘘・・・ねぇ、ねぇってば！起きて！！嫌だよ、そんなの！ねぇ、」

何度話しかけても返事は帰ってこない。
友達は、殺されたんだ・・・

A「うぅっ、ヒドイ・・・なんでこんな事・・・。あまりにも残酷だよ！」

次は、私が殺されると思った。けど、気付いたら家に向かって走っていて、転んだりした。

家に着いたが、その光景を信じたくなかった。

A「嘘・・・。」

家は、粉々で玄関辺りの方が引きずられたような血の跡があった。

A「私、どうすればいいの？こんなとこにいても、邪魔なだけだよね。私が生きていても、みんなに迷惑をかけるだけ。そうだ、きっとそうだよ。私が死んでも、悲しむ人はいない！」

ポロッ
涙は今出た。
するとデカイ奴が、こっち来た。
私、終わったわ・・・

A「・・・」

私は目を瞑った。すると同時に何か切れる音がした。その音は何かは、目瞑ってるから分かんない。私の体は何の衝撃もなく、当たったとかそういうのもなかった。目を開けてみたら、そこには・・・

？？「よぅ！無事か？お嬢ちゃん。」

A「あっ。」

その人は、なんだろう剣を持っていて、かっこいい服きてる。デカイ奴が真っ二つになってるという事は、この人が切ったんだ。すごい！
私もああいう風になりたいなぁ～。

？？「！なるほど、ねぇねぇ君今から付いてきてくれる？」

A「はい。」

これが、全ての始まりだと思った。

太刀川「目、覚まさんか・・・」
あれからどんなけ寝てるんだ、5日はおきてないよな。生きてるのに。

迅「太刀川さん。」

太刀川「迅か。」

迅「ごめん、俺が悪いんだ。ボーダーに入隊させてメガネくん守るようにように言ったから。」