22話 ページ26
「お、お姉ちゃんどしたの！？」
「だいじょーぶ？」
「うわぁぁぁぁあ………」
ごめんね、これから
ホントは、お姉ちゃんだけ身分が違ったんだって。
誰よりも大商人とか貴族が嫌いだったのに、大商人の娘だったんだよ。
アジームはきっと、スラムの皆をゴミみたいに扱うような人達じゃないけど。
でも、もう皆の「お姉ちゃん」のAじゃなくなる。
「アジーム家長女」のA・アジームになるんだ。
ひとしきり泣いて、もう帰らなきゃいけない時間になった。
「ばいば(「チビちゃんたち、馬車に乗って」
……………………え？
鼻をぐすぐす鳴らしながら言おうとした私の別れの言葉に被せるように言って、優しく微笑んだのはレプティル。
「ちょ、どういうこと！？」
「当主様にこの子達を引き取れないかどうか、ゼルビアとかけあってみたの。
結果はOK。この子達は今日からアジーム家の使用人のタマゴよ」
アジームの使用人なら食べることには困らないし、お給料だってちゃんと出る。
それにあなたの………アジーム家長女の侍女や執事という扱いになるだろうから、結婚なんかにもいいわよ。
冷静に説明されたことが嬉しいのに、なんともいえない気持ちになる。
バカみたいに泣いちゃったじゃん！！
「でも、私の従者とメイドは優秀だね〜」
「そりゃあ、あなたの従者だし。
それに、先祖代々お気楽なアジームに使えてきたバイパーの娘だからね」
「ぐぅ………！」
「リアルぐぅの音も出ないですねぇ、ご主人様〜」
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マザーグース(プロフ) - ルイさん» 嬉しいです………頑張りますね！ (2021年3月27日 12時) (
レス) id: 446891bd7a (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - うわぁぁぁぁめっちゃ好きです！更新頑張ってください!! (2021年3月27日 3時) (レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)
マザーグース(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2021年3月19日 15時) (レス) id: 446891bd7a (このIDを非表示/違反報告)
碧生(プロフ) - 凄く面白いです！更新待ってます！ (2021年3月19日 9時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
マザーグース(プロフ) - ドさん» ありがとうございます。リアルが多忙なため遅くなっておりますが、じきに受験が終わるので更新ペースが上がります。ですので、これからもよろしくお願いします！ (2021年1月28日 12時) (レス) id: 446891bd7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マザーグース | 作者ホームページ：
作成日時：2021年1月3日 21時
