メンタル強のエゴイストの嫁、探偵社で社畜なう。

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Aside



『そろそろ彼女(あいつ)来ますね』


国「！お前なぜ知って…」






　
　
　

　
　
　
　
友「ふぁぁ……おはようございます〜！！！ほら太宰さんも！！


呑気な欠伸が、シンとしてるオフィス内に響き渡る

　
姫舞友香。私に仕事を押し付けてるヒロイン気取りの女の子だ
　
　
　
　

　
　
　
　

そして



太「友香ちゃん、あまり外套を引っ張らないでくれ給え」


とか言っときながら満更でもなさそうな顔をしているのが太宰治

いつも入水してる太宰さんを友香さんが拾ってきての通勤

この夫婦みたいな茶番も見飽きたものだ
　
　


　


　
　
　


敦「友香さん！！おはようございます！」

鏡「友香さん、おはよう」



先に仕事を始めている私にはなにも挨拶もせず

今きた友香には挨拶をする生意気な後輩、中島敦と泉鏡花

友香が来ると、途端に笑顔になる

　
　
　
　


ナ「友香さん！今日もお美しいですわ！！早速…コレ着て下さりますよね？」

谷「ナオミ…今日、鏡花ちゃんと友香さんは出掛ける約束をしてただろう…？無理させちゃいけないよ」

ナ「あらやだ兄様、兄様だって友香さんの可愛らしい姿見たいのでしょう？」

谷「なっ…ナオミ…！！」


あそこでイチャイチャしているのは谷崎潤一郎とその妹のナオミ






　

　

友「あっAちゃんおはよう！今日もこれよろしくね！」
　


『…姫舞さんおはようございます。あぁ…了解しました』
　
　


いつも仕事を押し付ける癖に笑顔と挨拶はしっかりしてくるんだよなぁ…


周りからは「友香さん自身が自ら話しかけに行ったる」「ただの事務員なのに友香さんと……！！！」という嫉妬の目を向けられる私

　
　

ほんと可哀想すぎる




　
　

友「ねぇねぇAちゃん、いつも私のこと苗字呼びだよね〜」
　

『まぁ…？はい』


お前の仕事もあるんだから話しかけてくんなよぉ…



友「名前で呼んでよ！！友香って！！」
　


『…いえ事務員の私が軽々しく姫舞さんを名前呼びなどできませんから…』


いやただ単に名前呼びたくないから

嫌なことばっかしてくる奴と仲良くなれるほどデカい器はない


友「えぇ…？なんでぇ……？ただ仲良くなりたからお願いしただけなのにぃ………！！」

　
　
　
今にも泣き出しそうに「ぐすん」とわざとらしく音を鳴らす

あぁ次は涙目になっている

被害妄想強すぎるだろ

まじではよ解放してくれ

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