メンタル強のエゴイストの嫁、探偵社で社畜なう。

・（口調変更あり） ページ49

Aside


黒「〈あれ？知らないのか？〉」

『全く何も知りません』

　
　
黒名先輩は黙り込む


黒「〈嘘だ嘘だ…カイザーから電話来てない？〉」

『一回だけ。仕事中だったのですぐ切りました』

黒「〈あー、それか〉」

『ん？』


　
　
　
黒「〈実はバスタード・ミュンヘンで日本に行くんだ〉」


『え』

黒「〈日本時間で言うとピッタリ来週なんだけど知らなかった？〉」

『え…え…知らないですよ！！』

黒「〈そうなのか…カイザーがもうAに伝えたのかと思ってた〉」

『……1週間後か…有給来週にしておけば良かった』

黒「〈仕事終わった後会えるだろ〉」

『私残業あるので…』

黒「〈……(潔の言ってた事は本当だったか…)〉」

『？黒名先輩、どうされました？』

黒「〈なんでもない。明日起きれなくなるの嫌だからもう寝る〉」

『唐突っ！！……まぁいいや。黒名先輩、おやすみなさい』

黒「〈ありがとう。またな〉」


ﾌﾞﾁｯ…


電話を切る

　
　
まじかぁ…ドイツから帰国するのかぁ…えぇ…

会えないじゃん…悲しい


　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
よし、今まで録画してたサッカーの試合を見よう！！！(いきなり)

　
　
そうだ！！マッ○クを頼んでパーティしよう！！

ポテト食べたい…(切実)
　
今日はチートディだ！！

思い切ろう！！

日頃の自分へのご褒美として

____________________________
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

糸師Aは社畜である。
　
　
過去の栄光を隠し、モブを演じる22歳


が、有給をきっかけに

今まで回っていなかった歯車がついに回り出す

それはAにとって吉と出るか凶と出るか

自分の目で確かめてくださいね


　
　
　
　
第三幕、完


ここで物語を終わらせますか？

はい
▶︎いいえ


　

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