メンタル強のエゴイストの嫁、探偵社で社畜なう。

第一幕 ページ4

Aside


『うん…うん……そっか……ふふっ…そっちも楽しそうでなによりだよ』

　


Q、私は今何をしているでしょうか？


　
　

『…次の帰国はシーズンオフだっけ？そっかぁ…楽しみにしてるね』



　

A、海外にいる旦那と電話(短時間)

　
　


私の旦那はブルーロック出身のプロサッカー選手。
　



国外でサッカーをしているため遠距離恋愛中
　
　
　


『仕事？相変わらず社畜化してるけど理解してくれる人こそ沢山いるし……過保護すぎるよ！』


『寂しくないのかって？私は大丈夫だよ仕事忙しいし、サッカー頑張ってね』

　



「寂しくない」と言ったら嘘になる



それでも私はサッカーをする彼が1番好きだから

あの瞬間、私の心はあっけなく奪われてしまったから

寂しさなんか彼を見てると忘れてしまう
　
　




『はははっ！！……そろそろ練習？ごめんね、いつも電話掛けてくれてありがとう。また明日』


　
　
　
　

　
　
　


？「〈……、…………！〉」



　
　
　
　
　
　
　
　

　
　


『！！！こちらこそありがとう。私も愛してる』

ﾋﾟｯ…

そう言い電話を切る
　
　


時差や私の仕事もあってなかなか長時間で話す事が難しいためなんとか時間を作っている。

正直言ってこの時間が人生で1番幸せな時間だ


いや人生で1番幸せな時間は彼の試合鑑賞かもしれないが。



だがこの電話のおかげでできることだって沢山ある。


それは

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
『さぁ残業〜残業〜とっとと終わらせちゃって試合の録画でも見よう』



勿論、残業だ。
　
　
　
　
現在、62連勤を果たしている私なのだが

目標は100連勤＋残業100回


昔、95連勤まで行ったときはドクターストップならぬ与謝野ストップが入ったため、連勤回数は95止まりなのだ


普通だったらこんな連勤してたらストレスかかるだろうし、栄養失調で倒れるわ、睡眠不足で倒れるかもしれない。
　
　
　
　
　
　

そしてなんと言っても【押し付けられた仕事をするために】好きで連勤する人はいないだろう。



だが私、強強メンタルなために全く動じず仕事ができるのだ！！




ん？？
メンタルが強い理由だって？そんなものは簡単だ

　
　
　
　

　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
『あの頃が懐かしいなんて。時の流れは残酷だ』


私も青い監獄にいたからだ

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