メンタル強のエゴイストの嫁、探偵社で社畜なう。

第三幕 ページ27

Aside

　
　
ーー事の始まりは友香の発言からだった
　
　
　
　
　
友「相変わらず潤一郎君とナオミちゃんは仲良しだね！！」


　
　
　
　
そこからなぜか兄弟トークになっていき…


『えっ？私？』

友「そうそう！！Aちゃんって自分の話しないから気になって！！」
　
　
ぶりっ子ポーズをする友香

心底気持ち悪い
　
仕事はまだあるし、友香に話しかけられるのは嫌だ

セコムが来たら面倒臭いことになる。

　
　




それ以前に私は兄弟の話はしたくない

家族には良い思い出がないから

これもまた地雷の一つ




しかし私だって成長する！！

　
　
　
『すみません友香さん、仕事が終わってないので後ででも良いですか？』

友「えっ」


まず友香を否定しないこと

そして理由を述べる事

最後にあとででもいいから従うという意思表示
　
　

　
　
これ完璧なヒロイン気質、友香対策では…？？

さぁ！どう出る姫舞友香！！！！

どんと来い！！！
　
　

　
　
　
友「酷いよぉ！！私仲良くなろうと思って聞いただけなのに後回しにするの！？私の事そんなに嫌い！？！？」


『()』


お前っ…！また泣くのかよ！！！
　
涙腺弱すぎるでしょ！！

　
　
　
　
　
　



まぁ想定内だけどなっ！


『ごめんなさい。友香さん。ただ私は友香さんと長く話したいので仕事を終早めに終わらせたかったんです。』

友「……」

『それじゃあ駄目ですか？私ももっと友香さんと仲良くなりたいです！』
　
　
　
　
これ勝ったんじゃね！！

友香論破！！！論破！！！

もう絶対悲劇のヒロインムーブさせないからな！！！

さぁなんて言い返してくる友香！！！

こっちはその後の返し方は何万通りもあるんだからな！！

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


　
　
　

　
　
乱「Aの兄弟の話？なにそれ面白そう！！！はい、早く話して」

与「いいねェ。妾も聞きたい」

「『！？』」


　
　
乱歩さん！？与謝野先生！？

貴方たち私の味方じゃないんですか！？



乱「ほーらー僕の気が変わるうちに話してよ」

友「そっ！そうだよAちゃん！！乱歩くんが言ってるんだよ！！」

　
　
『……』


どんな言い訳も乱歩さんには(立場上)通用しない

ここは腹を括るしか選択はない



　
　
　
　

『ッ……私の、兄弟は…』

・（訂正しました）→←・

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