余命なんて吹っ飛ばす。【ダンタリオン・ダリ】

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『はは、所持金も少ないとか詰みなんだけど』


体の芯から冷めていくのを感じる。


あーあ、私まだ死ねないのに。

神様はこんなにも私が欲しいんだね。



誰に愛されていない、惨めで哀れな私が欲しいんだね。




私は、寒いとマイナス思考に陥りがちだ。

ずっとずっと直したい私の悪いところ。


自分の生きてきた環境が惨めに思えてくる。

…そんな事を思う自分がダリ先生の隣なんて似合うはずがなくて。

やっぱり、恋は恋で終わってしまいそうで。



終わりを迎えるのが怖い。


ダリ先生を諦めてしまいそうな自分が嫌い。


こんなことに負けそうだなんて。


『やっぱり、似合わないかなぁ』


そんなことを呟いた直後。


『いｯ…！？』

脇腹にまたあの激痛。いや、これはあの時より痛い。

だめだ、痛すぎる。

意識も薄れてきた。

…倒れるならせめて、布団の上がいいな。


そう思い立ち上がると強い目眩。

私の体は机の角を目掛けて傾く。

『やば、！？』


頭への激痛と鈍い音、そして少しずつ大きくなっていく血溜まりを最後に、私の意識は途切れた。


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

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教師陣が私のオタクだった件について【魔入間】
がもうそろそろ殿堂入り…！！ありがとうございます！

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