教師陣が私のオタクだった件について【魔入間】

9．サイン ページ12

「実は…」


『じ、実は…？』


「…ここでは話せないので…すみません、ついてきていただいても？』


『分かりましたぁ！！てことでカルエゴ先生一旦抜けさせていただきまあああす』


「お、おい…！」


謎の呼び出しにビビりすぎたA、無駄に大きな声が出てしまった。



冷や汗が背中を伝う。

もしかしたら…ばれた？

だとしたらデビやばくない！？


ああ…教師生活1日目にしてこんな…


終わったかもしれない…

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

「この部屋でお願いします」

『はい…』

「あ、扉もしっかり閉めてくださいね」

『ひゃい…』



怖すぎて上手く喋れない。

なんだひゃいって。

扉しっかり閉めろってさ…

なんか内緒話のそれじゃないっすかイフリート先生(？)


「ええっと…単刀直入に言うと…」



待って心の準備が…


サリバン様もうばれます申し訳ないですぅ…

もうもしかしたらﾀﾋ刑なんて…





「サイン…くれない…？」

『ふぇい？』

イフリート先生が頬を染める。

「ずっとあのアクドルの…Aちゃんに似てると思っててさ…！
　僕自身A先生好きだし…。
　ああ！違う！あの…友情？みたいな妹？みたいな…」

とりあえず恋愛的な意味ではなく小さい子を見たときのような何からしい。


それにしても顔赤くないか？


『いいですけど…ﾀﾋ刑じゃないですよねぇ！？』

「なんで死刑になるのwサイン欲しいだけなのに…w」

『いや！あの空気だとみんなﾀﾋ刑になると思いますって！』

「思わない思わないw」


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


『こんなもんですかね！』

「うわっ！すご！めっちゃいい！ありがとう！！」

『へっへーん！』



『(バレてなくて良かった…)』




後にイフリートの部屋に飾られたそのサイン。

自分の推しの直筆サインだとは知らないまま、綺麗に飾られているらしい。





『あ、そういえば急に呼び出されて自己紹介抜けてきたんだった…！

　いっそげ〜！！』


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


全然投稿できてなくて申し訳ないです…！

いつのまにかお星様と評価がたくさん増えていて嬉しい限りです！

亀更新ですが、これからもよろしくお願いします！

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