残像効果 ページ4
しの)ええっ?!人数が増えて…ええっと……ヒーフーミー……じゅじゅっ、18人も!?
混乱するしの達を抜き去り“万里の長城”を繰り出す。
ハオ)“天空隼弾!”
ハオの必殺シュートが雲海を突き抜けてゴールへ迫る。
しかし。
円堂・西蔭・砂木沼)“ザ・アシュラ!”
見事にハオの必殺シュートを止めることができたのだ。
そこでハーフタイムに入り、選手達は次々とフィールドを去っていく。
野坂)敵は残像効果でものすごい速さで動き、僕達の目が惑わされているんだ
風丸)残像ができるほどのスピードで動き回ってたって言うのか?
野坂)彼らはクンフーをマスターしているに違いない、クンフーの呼吸法を応用して瞬間的に運動能力を高めているんだ
A)そ、そんなことが可能なの…?
野坂)趙金雲監督に鍛えられた彼らなら可能だろうね
野坂が中国チームの方へ目を向けながら言う。
剛陣)ていうかよ、Aとしのもああいうの出来ないのかよ?
しの)あーいうの?
剛陣)中国チームの奴らがしてたヤツだって!バク転やら逆立ちやら何やら…
A)あぁ…
剛陣の言う事に理解したAは苦笑いを浮かべた。
しの)ムリムリムリムリ!てか出来たらとっくに武器にしてるっての
A)うーん…出来なくもないけどやっぱり難しいかなぁ
剛陣)くっそお…なら俺らもやってみるか!
しの)剛陣パイセンとか絶対出来ないでしょ〜!バク転も出来なさそ
しのの一言に腹立たてたのか「なにを〜!?」という剛陣の言葉に、日本ベンチは笑い声に包まれる。
A)(…でもやってみる価値はあるよね……)
突拍子もない剛陣の言葉だが試してみる価値はあるかも知れない、と考えたA。
果たしてどうなる事やら…。
観客の人達の歓声に包まれながら、中国ボールから後半戦が始まる。
試合開始早々、パスを繋げながら攻め上がる中国。
灰崎)これ以上好きにさせるかよ!
灰崎がロンチからすかさずボールを奪い取る。
灰崎)“パーフェクトペンギン!”
センターライン放たれた灰崎の必殺シュートは、フーチェの“龍神鉄扇”によって止められてしまう。
フーチェはチェ・リンへパスを出すがAはそれをカットし。
A)ヒロトくん!
前線へいたヒロトへ繋げた。
ヒロト)おう
ヒロトはAからのパスを受けるとすぐに必殺技の体勢に入る。
ヒロト)“ザ・エクスプロージョン!”
ヒロトの必殺技はそのままゴールへ…と思ったが。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：39 x他1人 | 作成日時：2023年7月28日 19時
