第 9話 ページ9
Aside＿＿＿＿＿＿＿＿
その日は結局シャオロン君たちと行動していた。
幸いにも魔術の実技は無く、座学だけだったから人間だと疑われるようなことはなかった。
そして今は食堂に移動中…
「お腹すいたなぁ。」
無意識のうちに呟いていたらしい。
「…腹減ったんか？！」
緑パーカー君にそう聞かれる。
あ、さっき名前聞いたら“ボンベ・ゾム”君って言うらしい。
「ちょ、ゾム…？」
「流石に女の子やで？」
みんなゾム君を制止してるとようにも見えるけど！何かあるのかな？
「うん、めっちゃくちゃ空いたよ。」
そう言った瞬間、ゾム君の顔がぱああ、と効果音のつきそうな笑顔になった。
そして、食堂に着くなり
「Aはここ座っててや！俺が持ってくるから！」
「え？あ、ありがとう…。」
「あーあ、A終わったな。」
「…？？何が終わるって言うの…？シャオロン君」
ご飯食べるだけでしょ…。
ドンッ！
何の音だと前を見てみれば…
食べ物の山！
「こ、これ…」
「ほら！Aさん困ってはるやんか！」
「全部食べていいんですか？」
「「「…え？」」」
「おん！全部食べてええで！」
ニカ、と白い歯を見せて笑うゾム君。
ああ、この人は、この人は…！
天使、いや神だ。
それから気づくと空の皿が置いてあった。
「…マジか。」
静まり返った食堂に、シャオロン君の声が響いた。
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おー！ - こんにちは！お話読みました！可愛くて癒されました。更新無理のないように頑張ってください！ (12月29日 16時) (
レス) @page22 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
にゅこちゃ(プロフ) - るなさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年8月28日 16時) (レス) id: 49ad9be06a (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばいお話が好きすぎる…_:( _ ́ཫ`):_更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 13時) (レス) @page21 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
にゅこちゃ(プロフ) - 食害するゾロミールさん» かわいいですよね！分かります！！ (2022年1月31日 7時) (レス) id: 49ad9be06a (このIDを非表示/違反報告)
食害するゾロミール(プロフ) - らっでぃかわい… (2022年1月31日 2時) (レス) id: 9d739d612f (このIDを非表示/違反報告)
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