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十一話 ページ11

ジョースター卿の計らいにより、客間でジョナサンと随分話し込んだ。

時々相槌を打つ事に笑顔を浮かべ嬉しそうにするジョナサンと、ティーカップを片手に、無表情だが、優しげな声音で相槌を打つAは、これまでの時間を埋めるように話し込んだ。

先程、つい先程、使用人の一人が夕食の時間だということを伝えに来たばかりだ。



「そうだ、A、今日は泊まっていかない?もう随分日が落ちたし!」


キラキラとした純粋無垢な瞳に少しばかり心が揺らいだが、小さくかぶりを振る。


「…それは、遠慮します。それじゃあ今日はこれで。」

「うん……また遊ぼうね!」

「ええ、是非、また。」


ジョナサンに別れを告げ、ジョースター卿の居ると言う執務室にいけば、ディオが送っていってやる。と、半ば強引だが、手を引っ付かんで日の沈んだ町を歩いた。



「…………A。」


静かに歩みを進めていたディオが唐突に振り返った。


「なんですか。」

「ジョナサンと何を話していた。この僕を差し置いて。」


ギチ、と、血液が止まるかと錯覚させるほどに腕を圧迫され、何事かと思う。


「……ディオ?」

「来い。」


くん、と、強い力が加わったかと思えば不機嫌そうに眉を寄せたディオはずんずんと早足でどこかへ向かっていく。


「ちょっ、ディオ!」

「うるさいぞッ!!」


思ったよりも大きな声で怒鳴られてしまい、息がつまった。

諦めて大人しくついていくも、それ以降、ディオは口を開かない。





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東雲出雲(プロフ) - 罠做さん» ありがとうございます!文章が素敵だなんて(*´ー`*)続編できましたので、そちらもどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m (2015年8月18日 11時) (レス) id: 64e849f3b1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲出雲(プロフ) - ランタンさん» ありがとうございます!続編ができたので、そちらもどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m (2015年8月18日 11時) (レス) id: 64e849f3b1 (このIDを非表示/違反報告)
罠做(プロフ) - 続編楽しみにしてます!!文章が素敵で読み易かったです、続き気になりますねo(^▽^)o (2015年8月18日 2時) (レス) id: 1a112de355 (このIDを非表示/違反報告)
ランタン(プロフ) - この話とてもよかったです!続編も頑張ってください! (2015年8月17日 20時) (レス) id: 751d6d43a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲出雲 | 作成日時:2015年8月15日 11時

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