捨てられっ子は愛されたい (ページ15)

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13話ページ15

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

春「なってんぞ」

『ほんとだ。』

『はい、もしもし？』

？「天ヶ瀬さんですか？」

『はい。そうですが、、』

？「アパートの管理人なのですが、家賃が入っていなくて、お母さんはいますか？」

『いません。妹と父と何処かへ行きました。』

管理人「そうですか、。このままだと契約が切れてしまうのですが、、」

『そうですか。分かりました。』

管理人「また折り返し電話致しますね。」

『はい。ありがとうございます。』

やばい、家失ったわ。詰んだ。

『春～やばい。家失った。』

春「は？」

『管理人さん。家賃が振り込まれてないって』

春「まじ？うちで暮らすか？」

『え、いいの？』

春「他にどこ行くんだよ」

『確かに。じゃあお邪魔させて貰おうかな。』

春「おう。」

『じゃあ、居させてもらう代わりに家事とかするね！』

春「別にしなくてもいいけどよw」

『いや、する！』

春「はいはい。」

『ちなみにどうやって寝る？』

春「あ」

『布団ある？』

春「ない。」

『まじ？』

春「お前はベットで寝ろ。俺はソファーで寝る。」

『え、それじゃ悪いよ』

春「恋人でもないのに一緒に寝るっていうのか？」

『え、あ、じゃあ恋人ならいいの？』

春「は？」

あぁやべ。

もうこの際、告っても、、

『春はさ、好きな人とか居ないの？』

春「俺にとってはマイキーだけだ。」

『じゃあさ、私が好きって言ったら付き合ってくれるの？///』

春「は？お前、俺のこと好きなの？」

『うん。出会ってから楽しくて気づいたら好きになってた。万次郎のお兄ちゃん、ううん、真とは違う感情で。真は家族のように好きだったの。それとは違くて、恋愛感情で好き。』

春「...俺も。初め真一郎くんの話を聞いたとき、嫉妬した。その時から好きだったのかもな。」

『！！じゃあ付き合ってくれる？』

春「あぁ。」

ｷﾞｭｯ

抱きついちゃった///

『振られると思った、(泣)』

春「振らねぇよ」ｷﾞｭｯ

『春、好きだよ！！！』

春「俺は愛してるけどな」

『///』

離れたくない。暖かいなぁ。

もう寂しい思いはしたくない。

春千夜side

集会につれていったらまさかの副総長と知り合いだった。

花垣武道とも。

大好きだった人ってのはマイキーの兄貴とも分かった。

その後は家失ったとかいいだして、びっくりした。

気づいたら告白もされてた。

なんだかんだ言って俺も好きだった。

いつからか誰にも渡したくないとおもうようになった。