まいデア！【ＦＧＯ短編集】

▼私も行きます！ ページ28

【ランスロットルート】


A
『わ、私も一緒に……！』


慌てて先輩達を追いかける。



ガウェイン
『A、ついて来て頂かなくてもよかったのですが…。』


ガウェイン
『良い後輩を持ちましたね。』


A
『私が任されたのに、先輩たちだけにやらせるなんて出来ないし…！』



階段を降りながら、先輩達は重そうな荷物を苦もなく運んでいる。

私も鍛えようかな……。



ランスロット
『さて、荷物はここでいいと。』


棚の上にダンボール箱を積み上げていると…、




生徒A
『ガウェイン、先生が呼んでますよ。』


ガウェイン
『なんと！？A、ランスロット卿、申し訳無い。後を頼めるでしょうか？』



ランスロット
『ここまで来たら簡単です。』

A
『手伝ってくれてありがとうございました先輩。』


ガウェイン先輩は、他の先輩に連れられて行ってしまった。



ランスロット
『よっと。…そういえばそろそろ期末試験ですが、勉強の方は進んでいますか？』


A
『よいしょっと……。いやあ、全然……。』


はっきり言って、課題も終わっていない状況である。
ひえぇ、また追試は嫌だぁ……。
(↑追試常習犯。)



ランスロット
『ならば、私で良ければ教えましょうか？1年生の範囲なら、なんとかなりそうです。』


A
『本当！？』



ランスロット先輩と言えば、人の彼女を口説くところを抜きにすれば、成績優秀で教えるのも上手い理想の先輩じゃないか！

…これは、使わない手はない！



A
『是非！』


ランスロット
『そうですか。では、本日の放課後に図書室で集合しましょう。』




　

in図書室

放課後、約束通り図書室に向かう。

図書室の前に先輩の姿が見えた。




A
『あっ……先ぱ』



女子生徒A
『先輩、私達と出かけましょうよ〜。』

女子生徒B
『ランスロット先輩〜。』




おぅふ……。
流石ランスロット先輩……。
本日もまわりに女子生徒が集結している……。


ランスロット
『こ、困りましたね……あ、A！！』


A
『！？』ﾋﾞｸｯ



目があってしまい、咄嗟に隠れようとしたら思いっきり名前を呼ばれた。


ランスロット
『すみません、声をかけにくかったですよね。ああ、荷物お持ちします。それから……』


無視！？
女子生徒のことを完全に無視してらっしゃるよこの先輩！！
何があったんだランスロット先輩！？



ランスロット
『ああ、彼女達ですか。そうですね……。』

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