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｢よっしゃー｣
1時間くらいで頼まれてたとこが完了。
若干乾きかかったペンキとかが
ペタペタ手に絡みついてる。
…壮大に汚れたな。
すっげぇ髪が当たって頬がかゆいんだけと…
…やばー。なんも触れないじゃん。洗お。
まだ色塗りしてたり、
飾り付けしてるやつもいたし、
そいつらの邪魔にならないように教室の外の
水道に行こうと立ち上がると
『お、ちょうどいい時に立った！
太輔、そこの黄色とって』
誰か立つのを待っていたかのように
クラスメイトが俺をパシリに使う。
｢はぁ！？俺今ちょー手汚れてんだけど！｣
『あ、大丈夫だからさ、取って。』
｢いや、何がだよ
俺、手洗いたいのー！｣
『いいから！はやく！』
｢もぅー｣
ドアの前に設置されてる机の上のペンキ達。
そん中から、黄色を探して選ぼうとした時
…
｢5組さーん、｣
甘くなくて凛としてる
聞いたことの無い、、
たぶん他クラスの女子の声がした。
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作者名：れんり。
| 作成日時：2019年6月9日 11時
