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それから多分1時間くらい。
体感はもっと早くて
お互いびっくりしたんだけど。
俺の名字の漢字はどう書くとか、
得意な教科は何だとか、
俺は学級委員してるんだとか、
あの先生の授業は催眠術だとか、、
会話は尽きることなくて
なんか…すっげぇ心地よかった。
｢藤ヶ谷くんと話せて嬉しかった。
めちゃ喋っちゃったね、また喋ろうね｣
俺的にはもうちょい喋りたかったんだけど、
Aちゃんのガラケーが鳴って
お友達から呼び出しがかかったぽっい。
｢…あ、ちょっとまって｣
｢ん？｣
｢メアド、交換しようよ｣
親父から受け継いだポーカーフェイスに
これほど感謝したことは無い。
何食わぬ顔で聞けてるだろうこれも、
顔とは似つかわずに心臓は…暴れてる。
｢お、いいじゃんっ、しよしよ｣
｢よし、じゃ貸して？俺、打つわ。｣
｢ほんと？ありがとー｣
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作者名：れんり。
| 作成日時：2019年6月9日 11時
