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「…つまり、給金を減らしてでもそいつらに酒代を与えたくないのね?」



『まあそうですね…無能なら二年の奉公で終わりなので』



「うーんAがそれ言うと説得力ないけど…とりあえず、はいっ」



「…?これは?」





猫猫がそれを受け取ろうとした瞬間、侍女頭がパッと手を離した。



当然私も猫猫も受け止められるはずもなく…それは真っ逆さまに落ちた。





「あらら〜!結構高いのよコレ。女官程度のお給金じゃあ払えないわ


これじゃ実家への仕送りどころか、むしろ請求するくらいじゃないと駄目ね」



『「!」』



「…申し訳ありません、仕送り分から差し引いてください。足りなければ手持ちからも」



「ええ、手続きしておくわね。それと…これは毒見役の追加給金の明細、危険手当というところね」



『(…給料とほぼ同額…)』



「(人攫いたちに金が渡らない分私達は得をしたことになる)」



『「ありがとうございます」』





二人でお辞儀をして、部屋を後にした。





「飴の使い方がうまいな、あの人」



『そうだね』









NOside




そんな話をしながら歩くA達を、壁に隠れながらコソコソと見ている人たちがいた。



玉葉妃の侍女の桜花(インファ)貴園(グイエン)、そして愛藍(アイラン)である。





「やっぱりあのそばかすがある子の左腕、必死に包帯で隠してるけど傷と火傷の跡でしょ?」



「口数も少ないし…きっとうまく喋れないんだわ」



「それにもう一人の銀髪の子…妓女をしていたんだって」



「あの見た目だから…お客さんも沢山寄ってきたんでしょうね」



「ただひたすらに好いてもいない方達の相手をして…さぞ辛かったでしょうに……」



「親に虐待され挙げ句後宮へ売り飛ばされた子に、好きでもない人に身を売った子……果ては毒見役なんて」



「「「なんて可哀想な子たち…!」」」





Aと猫猫の知らない所で、また勘違いは加速していったのだった。











「…クシュン!」



『猫猫、大丈夫?…っくしゅん!』



「Aこそ…」



『誰か噂でもしてるのかなあ』



「(Aに関してはあながち間違っていないかも知れないな)」



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マニ。(プロフ) - センバヅルさん» ✉️。有難うございます!!あのゼンバヅルさんの方のボードにボード返事しましたので通知来てると思います、ボード返事待ってますね! (1月6日 21時) (レス) id: 41ef0d9a5c (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!ボードで会話、ぜひやりましょう!!いつしましょうか、お返事お待ちしていますね。更新頑張ります^_^ (1月6日 21時) (レス) id: 9774232d7d (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - センバヅルさん» ✉️。こんにちは、いつも作品見ています。もしよろしければボードで一緒に会話しませんか?お返事お待ちしています、更新の方も無理せずに頑張ってください☺️ (1月6日 21時) (レス) @page1 id: 41ef0d9a5c (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル(プロフ) - なななさん» 明けましておめでとうございます〜!今年も引き続きよろしくお願いします(*^^*)更新頑張りますね! (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 9774232d7d (このIDを非表示/違反報告)
ななな - 新年おめでとうございます!いやあああ…2024年ですか〜これからも応援してます! (1月1日 0時) (レス) @page16 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:センバヅル | 作成日時:2023年12月27日 18時

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