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「えっとね、私も詳しくは知らないけど…先代のときは皆だんだん弱っていったんだってー
今回も似たような感じで…梨花妃のほうが容体は重いみたいだけど」
『え、体調不良は梨花さまご自身もなの？』
「そうみたい。頭痛とか腹痛とか、吐き気もあるって聞いたなあ」
…頭痛に腹痛に吐き気ねえ
こんなのは憶測にすぎない…けれど気になるわ。
猫猫も丁度同じことを思っていたらしく、二人で様子を見に行くことにした。
＊
後宮と一括りに言っても広大だ、宮も棟も部屋もある。
食堂・庭園を含めればそこらの町よりずっと広い。
『(さすが中央…上級妃の宮が集まっているだけあって柱一つとっても東よりよっぽど洗練されてる)』
「…ん？」
ふとお庭を見ると人だかりができていた。
…なにか揉め事でも起こっているの？
猫猫がズンズンとその中に入っていったため、私も慌ててあとに続いた。
パシン、と乾いた音が響く。梨花妃が玉葉妃の頬を叩いたのだ。
「お前が悪いんだ！自分の子が娘だからと男子の吾子を呪い殺す気だろう！」
「そんなわけないと貴女もわかっているでしょう。小鈴も同じように苦しんでいるのですから」
「(…ド、ド修羅場)」
…あの真ん中でオロオロしている宦官が医官なのかしら…？
だとしたら絶対莫迦ね、あの医官は。
あれだけ妃二人のそばにいて、本当に気付いていないの？
幼児の死亡、頭痛と腹痛と吐き気…そして何より、梨花妃のゲッソリとした様子……
…うん、やっぱりこれは呪いでもなんでもない。
『…猫猫、』
「ん？」
『どうやって伝える？何か、書けるものがあれば良いのだけれど…』
「そうだなあ…」
二人で人だかりから抜け出そうともがく。
途中宦官に声を掛けられたが、猫猫に引っ張られ用件を聞く前に別れてしまった。
『猫猫、あの人私に何か用事があったみたいだけど…』
「気にしなくていいよあんなの(Aを穢すことは許さん)」
『…そうなの？まあいいか……あ、そうだ猫猫。書くものなんだけど…』
猫猫と話しながらやっとの思いで人だかりから抜け出すと、一人の宦官とすれ違った。
「…！(…片方、凄い美人だったな……)」
『(今すれ違った宦官…綺麗な人)』
この時の私達の行動が、後々ああなることなんて今の私達には知る由もなかった。
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マニ。(プロフ) - センバヅルさん» ✉️。有難うございます！！あのゼンバヅルさんの方のボードにボード返事しましたので通知来てると思います、ボード返事待ってますね！ (1月6日 21時) (
レス) id: 41ef0d9a5c (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！ボードで会話、ぜひやりましょう！！いつしましょうか、お返事お待ちしていますね。更新頑張ります^_^ (1月6日 21時) (レス) id: 9774232d7d (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - センバヅルさん» ✉️。こんにちは、いつも作品見ています。もしよろしければボードで一緒に会話しませんか？お返事お待ちしています、更新の方も無理せずに頑張ってください☺️ (1月6日 21時) (レス) @page1 id: 41ef0d9a5c (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル(プロフ) - なななさん» 明けましておめでとうございます〜！今年も引き続きよろしくお願いします(*^^*)更新頑張りますね！ (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 9774232d7d (このIDを非表示/違反報告)
ななな - 新年おめでとうございます！いやあああ…2024年ですか〜これからも応援してます！ (1月1日 0時) (レス) @page16 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センバヅル | 作成日時：2023年12月27日 18時
