No.56 ページ10
.
《レディィィィイイ》
「
《START！！》
「チャンスをドブに捨てるなんてバカだと思わないか？
……っそれに、Aだってそうだ。結局心のなかではバカにしてんだろ」
「なんてこと言うんだ！！」
あっ…反応しちゃった……
「俺の勝ちだ」
《オイオイどうした大事な緒戦だ 盛り上げてくれよ！？緑谷、開始早々＿＿＿＿完全停止！？
アホ面でびくともしねえ！！心操の"個性"か！！？》
「デクくん…！？」
『あれは…勝つのは大変だなぁ』
《全っっっっっっ然目立ってなかったけど彼、ひょっとしてやべえ奴なのか！！！》
《だからあの入試は合理的じゃねえって言ったんだ》
《ん？何？》
《二人の簡単なデータだ。個人戦になるからまとめてもらっといた
心操あいつヒーロー科実技試験で落ちてる。普通科も受けてたのを見ると想定済みだったんだろう
あいつの"個性"は相当に強力なものだが、あの入試の内容じゃそりゃポイント稼げねえよ》
「お前は…恵まれてていいよなァ緑谷出久
振り向いてそのまま場外まで歩いていけ」
「………」
《ああーー！緑谷！ジュージュン！！》
普通にやりあったら勝つのは出久だろうけど……洗脳にかかっちゃったからね〜………これなら決着は早いよ
「分かんないだろうけど…こんな"個性"でも夢見ちゃうんだよ。さァ負けてくれ」
すると突如出久の手が暴発し、突風がおきた。
「っ……！！！ハア！ハア…！」
《＿＿＿＿＿これは…緑谷！！とどまったああ！！？》
「すげえ…無茶を…！」
「なんで…体の自由はきかないハズだ何したんだ！」
出久はネタが分かったのか人使くんの問いかけには答えない。
「………！！なんとか言えよ」
「＿＿＿＿…」
「〜〜〜…！指動かすだけでそんな威力か 羨ましいよ！
俺はこんな”個性”のおかげでスタートから遅れちまったよ。恵まれた人間にはわかんないだろ
誂え向きの”個性”に生まれて、望む場所へ行ける奴らにはよ！！」
…人使くんの悲痛な叫びは、私の心に深く刺さった。
そりゃあ、そう思うよ。人は生まれながらに不平等なんだ。
でも、分かってても、実際に聞くと心にクるものがある。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
センバヅル（作者のログインしていないアカウントです） - こちらの方もコメントしてくださりありがとうございます😊そう言って頂けてとても嬉しいです！ (1月14日 13時) (
レス) id: e516fa0de5 (このIDを非表示/違反報告)
みよ - 作者様、、天才すぎませんか (1月13日 18時) (レス) @page38 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル(プロフ) - 鈴仙さん» コメントありがとうございます！そんな…滅相もないです！！！（すごく嬉しいです！！！） (12月31日 15時) (レス) id: 9774232d7d (このIDを非表示/違反報告)
鈴仙 - もしもし作者さん､､､､めっちゃいい小説作ってくださりありがとうございます。 (12月31日 15時) (レス) @page11 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル（作者のログインしていないアカウントです） - イアさん» こちらこそイラストを描いてくださりありがとうございます✨応援ありがとうございます、これからも頑張りますᕙ(*´∀｀)｡*ﾟ+ (12月4日 16時) (レス) @page39 id: e516fa0de5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：センバヅル | 作成日時：2023年11月15日 20時
