No.58 ページ12
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『あ、出久いた』
ちょうど保健室に入るところだったようだ。
「あっ、A…どうしたの？」
『いやどうしたもこうしたも…出久の怪我治しに来たんだよ』
「そんな、いつも悪いよ…！それに僕、保健室にも用あったし…」
『私がしたくてやってるんだからいいんだよ。保健室…あぁ、オールマイトね』
保健室なかオールマイトがトゥルーフォームになっても問題無いもんね
「ありがとう……それじゃ、また後でね」
『うん！……あ、言い忘れてた』
「？」
『二回戦進出おめでとう！』
自分の出来るとびきりの笑顔でそう言うと、
「…！ありがとう！」
出久も笑い返してくれた。
そして保健室へと入っていく彼の背中を見送り、私も観客席へと戻ることにした。
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「あ、Aおかえり」
『ただいま〜』
空いていた電気くんと鋭児郎くんの間の席に座る。
「そろそろ始まんぞー」
『そっか。鋭児郎くん教えてくれてありがと』
《おまたせしました！！続きましては〜こいつらだ！》
…あ、ちょうど始まった。
《優秀！！優秀なのに拭いきれぬその地味さは何だ！ヒーロー科瀬呂範太！！》
「ひでえ」
《
2位・1位と強すぎるよ君！同じくヒーロー科轟焦凍！！
START！》
「まァーー…勝てる気はしねーんだけど…」
範太くんは自身のテープで素早く焦凍を拘束する。
「つっても負ける気もねーー！！！！」
《場外狙いの
…偏りすぎでしょ実況。マイク先生向いてないんじゃないかな。
「悪ィな」
ｷｲｲﾝ
……焦凍が大氷壁を出し、客席間近まで氷が来た。
………………範太くん…ドンマイ
「…………や………やりすぎだろ…」
「…………瀬呂くん………動ける？」
……ミッドナイト先生も凍ってるじゃん
「動けるはずないでしょ…痛えぇ……」
「瀬呂くん行動不能！！」
「ど…どんまい…」
「どんまーい……」
「「どーんまい」」
「「「どーんまい！どーんまい！」」」
自然と沸き起こったドンマイコールの中、焦凍の背中が何故か…酷く悲しく見えた。
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センバヅル（作者のログインしていないアカウントです） - こちらの方もコメントしてくださりありがとうございます😊そう言って頂けてとても嬉しいです！ (1月14日 13時) (
レス) id: e516fa0de5 (このIDを非表示/違反報告)
みよ - 作者様、、天才すぎませんか (1月13日 18時) (レス) @page38 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル(プロフ) - 鈴仙さん» コメントありがとうございます！そんな…滅相もないです！！！（すごく嬉しいです！！！） (12月31日 15時) (レス) id: 9774232d7d (このIDを非表示/違反報告)
鈴仙 - もしもし作者さん､､､､めっちゃいい小説作ってくださりありがとうございます。 (12月31日 15時) (レス) @page11 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル（作者のログインしていないアカウントです） - イアさん» こちらこそイラストを描いてくださりありがとうございます✨応援ありがとうございます、これからも頑張りますᕙ(*´∀｀)｡*ﾟ+ (12月4日 16時) (レス) @page39 id: e516fa0de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センバヅル | 作成日時：2023年11月15日 20時
