story96【you side】 ページ49
えっ？うそうそ、なんで？
秋「もしかして佐久間君…。Aに罰ゲームさせたくないから、わざとあんな事したの？」
佐久間「べ、別に良いだろ！///」
狩屋「はぁぁぁー…。本っ当、Aちゃんの事好きですね…」
A「さ、佐久間君、そうなの？」
私が問い詰めると、照れ臭そうに
佐久間「だって、Aが罰ゲーム受けるなんて嫌だし…」と言った。
A「佐久間君っ…！」
晴矢「…俺らが罰ゲーム受けてるみたいだわ〜」(小声)
風介「そうだね」(苦笑
狩屋「佐久間先輩！負けたんですから、ちゃんと罰ゲーム受けてもらいますよ」
佐久間「おう、どんとこい」
秋「どんな罰ゲームにするの？」
狩屋「罰ゲームというより命令です」
佐久間「どんなのだ？」
狩屋「これは、佐久間先輩だけじゃなくて、Aちゃんも入ってるからな」
A「うん、分かった」
やっぱり、佐久間君だけ命令されるなんて気が引けるよ。
佐久間「ちょっ…！Aは関係ないだろ！」
A「いいよいいよ、それより命令って？」
狩屋「今から見せる写真を見ても、絶対に怒らない事」
佐久間「…それだけ？」
狩屋「余裕っしょ？」
なんだか拍子抜けた。でも、変な命令じゃなくて良かった。
晴矢「マサキ、さっきの写真か？」
狩屋「あぁ」
A「写真って？」
狩屋「これ」
スマホの画面をズイッと差し出したマサキに皆の顔が近づく。
A「えっ…！？///」 佐久間「なっ…！///」
画面に映っていたのは、さっきのバスで私と佐久間君が頭をくっつけて寝ている写真だった。
A「な、なにこれ！いつ撮ったの！？///」
佐久間「さ、さっさと消せ！///」
狩屋「さっきの命令もう忘れたんですかぁ？」
A「うううぅ///」 佐久間「くっそ…///」
秋「まぁ、いいじゃない。仲がいい証拠よ」
A「丸く収めようとしても無駄なんだから〜…！！」
風介「なら、ほかの罰ゲームに変えるか？」
晴矢「もーっと嫌な罰ゲームになっちゃうぜ〜？」
A「今回だけだからね！」
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作者名：亜夢菜 | 作成日時：2013年9月15日 17時
