愛されｶﾞｰﾙ! 【ｲﾅｲﾚ&ｲﾅGO】≪２≫ (ページ36)

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story82【you　side】ページ36

唇を離し、顔を赤くして俯いた。
そっ…と唇に手を当てる。

―キス…しちゃった…

そして、また顔が熱くなる。

…―ｻﾞｻﾞｰﾝ…ｻﾞｻﾞｰﾝ…
…―ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ…

海の波打つ音と、心臓の音だけが聞こえる。

佐久間「A」

佐久間君が沈黙を破った。

A「な、なに…？///」

佐久間君と目を合わさないように俯いたまま話す。

だって、目が合ったら恥ずかしいんだもん…。

佐久間「手、出して」

A「？」

おずおずと手を出す。
すると、ピンクのイルカのストラップを手の平に置かれた。

A「わぁ！可愛い！」

佐久間「それ、あげる」

A「えっ！？いいの！？」

佐久間「うん、Aのために買ったし＾＾」

A「あ、ありがと…///」

佐久間君は、目の前に同じ形をした青いイルカを突き出した。

佐久間「実はこれ、ペアキーホルダーでさ…」

A「えっ！？」

すると、佐久間君は私が持っているピンクのイルカと、佐久間君が持っている青いイルカをくっつけた。

A「ハートになった！」

胸の奥がうずうずする。佐久間君は少し照れた表情ではにかんでいる。

A「佐久間君…」

佐久間「ん？」

―ぎゅうっ…

佐久間「わっ！///」

A「ありがと…///」

佐久間「ん…」(ぎゅう

A「だーいすき…＾＾」

佐久間「…俺も」

そして、またゆっくりとキスをした。