story72【狩屋side】 ページ26
今日は良いことしたなぁ〜。
今はキャプテンと自転車で帰ってる最中。…といっても、俺はノートを買いにスーパーへ向かってるんだけど。
円堂「狩屋、今日はありがとな」
狩屋「…何の事ですかぁ？」
円堂「俺を誘ってくれて。お前のおかげで秋と出かけることになったし…」
狩屋「べ、別にキャプテンのためじゃないです！///」
円堂「はいはい、そうですか＾＾」
狩屋「…それで、結局どこ行くんすか」
円堂「秘密だって言っただろ」
狩屋「いいじゃないですか、教えてくださいよ〜」
円堂「海…とか？」
狩屋「…やるじゃんｗ」
円堂「うるせぇなｗ…あのさ」
狩屋「はい？」
円堂「篠音、明日着る服決めてたじゃん？」
狩屋「結局、1着だけ見て、決まらず終わりましたけどね」
円堂「女子っていつもあんな感じなのか？」
狩屋「そんなの俺に聞かないで下さいよぉ」
円堂「仲いいから知ってるかと思って(笑)篠音に聞いてみたんだよ。『なんでそんなに服こだわるんだ？』って」
狩屋「そしたら？」
円堂「『可愛いって思われたいから』だってさ」
狩屋「へぇ…」(ｸｽｸｽ
あとでいじるネタにしようっとｗ
円堂「普通さ、好きな子の事『可愛い』って思わないか？」
狩屋「好きな人いないんで、分かりませんね〜」
円堂「男ってそういうモンだよ。きっと、お前も、佐久間も」
狩屋「佐久間先輩はそうですよ。いつも『Aって可愛いよな』って言ってきますから」
佐久間先輩のAちゃんの自慢話には、毎度呆れさせられる。
この前なんか『くしゃみが可愛い』とわざわざ電話してきやがった。流石にキレた。
けど、Aちゃんのくしゃみで幸せになれる佐久間先輩は、人生バラ色なんだろうなと思った。
円堂「狩屋、お前も大変だな…(笑)…やっぱり、そういうモンなんだなぁ」
狩屋「要するに『好きだから可愛い』ってことですか？」
円堂「そういうこと」
狩屋「でも、女子は『好きだから可愛いって思われたい』って思うみたいですよ」
円堂「へぇ…？」
狩屋「俺、ここのスーパー行くんで。さよなら＾＾」
円堂「あぁ。またな＾＾」
自転車から降りてお辞儀をしてスーパーの中に入る。
冷房が利いていて涼しい。
狩屋「男も女も、世話の焼ける人ばっかだな…」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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作者名：亜夢菜 | 作成日時：2013年9月15日 17時
