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story63【秋side】 ページ17
Aと佐久間君が羨ましい。
Aと佐久間君は美男美女のお似合いな初々しいカップル。
まだ、私、マサキ、鬼道君、不動君しか二人が付き合ってることは知らないけれど、バレたらきっと、学校中が大騒ぎになるだろうなぁ。
私は、円堂君に気付かれない程度にアタックをした。
そのおかげでとても仲良くなれた。
特に用もないけど、一緒に居ることが増えた。
だから、勢いに乗って告白することを決めた。
告白したら、円堂君、何て言うかな。
付き合えるかな？フラれるかな？
円堂君のことだ。
きっと、困った顔をして笑う。きっと、返事を返してもらえない。
そんな気がした。
私は、そんなことをぼんやり考えながら、スマホを手に取り、文章を打ち始めた。
秋『明日の放課後、話したいことがあるの。体育館の裏に来てくれる？待ってるから』
送信先は、もちろん円堂君。
手が震える。
軽く深呼吸をして、送信ボタンを押した。
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作者名：亜夢菜 | 作成日時：2013年9月15日 17時
