有 岡 く ん は 今 日 も 愛 さ れ す ぎ て 困 っ て い ま す 。

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光くんから離れてからふと思いついて2人を見ると、何故だか怒っているような困惑しているような不思議な表情をしていた。





光くんとの会話の邪魔をしたかなと思い、よく耳を澄ますと、｢俺の大ちゃんがひ、光に抱きついただと…｣｢待って、有岡くんそんな積極的なタイプだったのか…｣と聞こえてくる。









そっか。








……。









いや、待てよ。



いつから｢俺の大ちゃん｣になった俺。


まあ、目の前にいる2人はあんまり話したこと無かったけど確か光くんといのちゃんと仲が良かったはず……。




よし、ここはさっきのことは置いておいて、仲良くなるチャンス！！



｢えっと…、薮くんと高木(たかぎ)くんですか？｣



｢そう、俺が薮でこっちはたか"ぎ" ｣



｢なんで薮くん嘘教えたの…。えっと、俺はたかぎじゃなくてたかきね、よろしく。｣




｢ あ、よろしくお願いします、！ ｣




仲良い人が増えて嬉しいなと思っていたら、タメでいいよと言われたのでそうすることにした。




｢ そういえば薮くんと高木は俺が光くんから離れた後なんて言ってたの？ ｣


｢ えっ、！いやぁ…それはなぁ、高木。 ｣



｢ いやまぁ普通に……。｣




｢ 2人ともちゃんと答え、 ｣



『 ほら授業始まるぞー、席に着けー。』



これからさっきのことについて聞こうと思ったがやる気の無さそうな先生の声が聞こえてきて結局聞くことは出来なかった。

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