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「流星！どういうこと！？」
「は？何がや」
「何がやって…！誰が濱ちゃんの彼氏や、こらああ！」
「俺に決まっとるやろ」
頭に血が上った小瀧がうるさく叫んでも藤井は意気揚々とした顔でにやっと笑った。
「お前っ、いつの間に手ぇ出したん！？いつからや！」
「結構長いけど…去年の秋あたりからかな」
「去年！？」
予想にもしなかった言葉が藤井の口から飛び出す。血圧が上がって首の後ろに手を当ててる桐山。そんな彼の背中を支える中間の顔色もよくはない。
「お前…俺の濱田をよくも…」
「元々シゲのもんちゃうやろ」
「うるさい！お前一生許さんからな！？お前のカバンにゴキブリ突っ込んだるからな！？」
「ほんまシゲって小学生並みやなぁ」
逆上してる重岡にも大人しい対応を見せる藤井。そんな争いの中でも藤井の手はずっと濱田の頭や耳あたりを掻く様に撫でて濱田はずっと彼の膝枕でごろごろと気持ちよさそうに目を細めていた。
「ほ、ほんまにつき合うてるん？二人」
「神ちゃん、そんな泣きそうな顔で言うなや。俺、悪いことしたみたいやんか」
「このありさまを見ろよ。どの口がそんなこと言ってんの」
「まぁ…、じゃあ濱ちゃんから聞けばええやんか」
まったく信じられないと言いたそうな顔をしてる神山が恐る恐ると聞く。藤井は少し俯いて濱田と目を合わせた。
「濱ちゃん、俺、濱ちゃんの彼氏だよな」
「うん。りゅぅせぇ、おれのかれしにゃんやで〜？もぉ、みんにゃあっちいきぃ？うるさいにゃ」
「ほら」
不機嫌な顔でぺたぺたとしっぽでソファーを叩く濱田、そしてメンバーを見て勝ち誇ったように笑う藤井。
「……仕事や、仕事！お前らは後でやれ！」
「…せ、せやな！俺らの出番だな！よし、行こう、照史くん！」
「よぉし！行こうや、シゲ！」
「じゅ、淳太くん！これ見てくれる？次さ、これやってみたいねん」
「あ、ああ、神ちゃん。どれどれ？」
「え…えっと、…あ！俺は飲み物買ってくる！」
認めるしかないが、認めたくなかったメンバーたちは結局『俺ら聞いてないぞ』という顔でそれぞれ何とかやることを探し始めた。慌ただしくざわついてるみんなを見て、濱田はきょとんと首を傾げたがまた頭を撫でる藤井の手にすぐふんわりと笑い、ごろごろと楽しそうに首を鳴らした。
終わり
◆
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しずく(プロフ) - さんごさん» コメありがとうございます！そしてリクエスト頂きました！実は、しずく本人がエイトさんに関してあんまり詳しくないんですが濱ちゃんが先輩たちに可愛がれる所はぜひ書きたいのでｗ←頑張ります！(>▽<) (2017年3月8日 20時) (
レス) id: 314b7862b6 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - すいかさん» コメありがとうございます！「さくら、さくら」は私個人的にも結構好きな話です>▽<頑張ります！(>ω<)！ (2017年3月8日 20時) (レス) id: 314b7862b6 (このIDを非表示/違反報告)
さんご - いつも楽しく読まさせていただいています！！ リクお願いします！エイトのメンバーに可愛がられる�陲舛磴鵑�みたいです！細かいシチュエーションなどはおまかせします。これからも更新頑張ってください！ (2017年3月8日 18時) (レス) id: 2b1265342e (このIDを非表示/違反報告)
すいか - 桜の話が大好きで度々読み返しております。更新楽しみです！ (2017年3月8日 14時) (レス) id: bd8e1c38ff (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 紫苑さん» いえいえ、リクエストくださって本当にありがとうございます！ふわふわな濱ちゃん好きなんです(´艸｀*)これからも頑張ります！(>ω<)ゞ (2017年2月25日 23時) (レス) id: 314b7862b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2017年2月4日 16時
