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(紫)
なんとか流星を抱えて家に向かうと、綺麗に整頓されている大人な空間。
間接照明とか、観葉植物とか、ほんまにオシャレ。
…しかもめっちゃええ匂いする。
「んふふ、お家着いたあ」
『着いたでー？よいしょ、歩けるか？』
「歩けるよ〜？おれ、子どもちゃうもん〜」
『ん、そやな、歩けるな？』
頭を撫でると嬉しそうに笑う。
どすんとソファに座り込んだかと思いきや、隣に来て欲しいのかソファをぽんぽん叩いてる。
「ここきて〜？」
『ん、どしたん？』
流星の隣に腰かけると、横からぽてんと身体を預けてくる。
今日の流星は、とことん甘えんぼさんらしい。
「ん〜、おれなはまちゃんのこと好きやねん、ほんまに！はまちゃんめっちゃええやつ！！」
んはっ、って一人満足そうに笑ってる。
しかもすごい褒めてくれてるし。
普段はあんまり甘えてきたりしない流星やけど、ほんまはお兄ちゃんたちに甘えたい時もあるし、実は寂しがり屋さんやったりするのかも。
そう思うと、なんかやけに可愛らしく愛おしく見えてくる。
お酒もいつもより飲んでたから、なんか少し気になることがあったのかもしれへん。
やけど、それを自分から話すタイプではないのは分かってるつもり。
……それなら、俺は流星が甘えたい時に甘えられるような存在でいよう。
横で俺にもたれ掛かりながらふわふわと笑う流星を見つめながら、小さく心に誓った。
end.
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このエピが尊くて可愛すぎて……
流星くんが酔った時のエピ、可愛いのしかないですよね🥺
お知らせです。
ほとんど閲覧垢になるかと思いますがTwitter始めてみました！
閲覧とたまに占ツクに載せてるお話の裏話とか書こうかなと思ってます。
ご興味あれば是非→@ryuyu_story
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作者名：流優
| 作成日時：2021年10月31日 17時
