ひたすら愛される流星くん３ (ページ48)

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(紫)

朝日に照らされて流星の金色に染められた髪がキラキラと光ってる。

昨晩のようにこっそりと髪を撫でると、

「……んー、…はまちゃん？」

『おわっ、おはよ流星』

突然目を覚ましたから、急いで手を引っ込めた。

まだ寝ぼけているのかいつも以上にのんびりとした話し方。

「ふふ、俺、濵ちゃんの家で寝てもうたんやね」

『昨日起きひんかったもん〜飲ませすぎた俺も悪いけど』

…よかった。

キスも、髪を撫でたことも、気づいてなさそう。

ほっとしたのもつかの間。

「………なあ、濵ちゃん。なんで夜中ちゅーしたん？」

『…！！』

「ふふ、図星の顔してる」

『いや、あれは………えっと』

「寝てる間にちゅーするなんて、悪いオトナやなぁ」

ニヒルに笑う流星にドギマギさせられた………

かと思いきや、

「………もっかい、…して？」

なんてソファーに寝転びながらブランケットから腕だけ出して俺の服の裾をちょんちょんと引っ張って言うもんやから、そんなん……

頭の中であかん、あかん。と思いつつ、どんどん近づいていってしまう。

流星の顎に手を添えて、昨日よりも長く口付けた。

唇を離すとじっと見つめられる。

流星の瞳はビー玉みたい。

なんでも見透かすような、綺麗に透き通ってる瞳。

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