ひたすら愛される流星くん３ (ページ42)

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(青)

『今日さ、2人とも休みやんか。行きたいとこあるねん』

「どこ行きたいん？」

『海。俺が船出すからシーサーとゴーヤも連れて、一緒に行かへん？』

「照史の誕生日やのに、照史が連れてってくれるん？」

『うん、みんなで行ったら絶対楽しいもん』

「…照史がいいなら、行きたい」

『俺から誘ったのにいいに決まってるやんか』

優しく笑って、おでこを指でつつかれる。

「ふふ、楽しみ」

『楽しみやなあ、はよ寝んと』

「照史がお風呂上がってくるまで待ってる」

『ふは、寝ててええよ？今日1日ずっと一緒におれるやろ？』

「…でも、ひっついて寝たいもん」

『流星が起きてたらおいでー言うてぎゅうしたげるし、寝てたら後ろからぎゅうしたげるで？』

「…頑張って起きとくけど、寝ちゃってても絶対ぎゅうしてな？」

『ん、約束』

小指を絡めて、約束ってしてくれた。

いってらっしゃいって照史をお風呂へ見送ってからしばらくすると、うとうとと眠たくなってきた。

頑張って起きとかないと…そう思いつつもふわふわと眠りそうになっている時、いつもの甘いココナッツの香りと共にふわりと抱きしめられる感覚。

『おやすみ、流星』

大好きな照史の声とあったかく包まれて、自然と瞼が重たくなる。

そのまますっーと眠りに落ちていった。

ふふ、かわい。

大好きやで、流星。

end.