ひたすら愛される流星くん３ (ページ40)

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先に食べて？(紫×青) ページ40

(紫)

家に帰ってくるなりとたとた〜っと走ってきて、後ろからぎゅっと抱きしめられる。

「たか〜、ただいま」

『ふふ、おかえり流星』

「今日お鍋作ってくれてるん？」

『そやで、キムチ鍋好きやろ？』

「んふ、だいすき」

身長も高いしクールで綺麗な顔立ちやのに、顔をクシャッとさせてにこにこしてる姿はほんまに可愛くてたまらん。

一度火を止めて、くるりと流星の方を向けば、ぱあっと嬉しそうな顔をしてくれる。

ぎゅーーーっと強く抱きしめれば、むふふっと嬉しそうに笑って、流星も抱きしめ返してくれた。

……………ん、？

流星を抱きしめて気づく、知らない香り。

『…香水変えた？』

「……？今日香水つけてへんよ」

『…………なんか知らん匂いがする』

「……あ！今日抱きつかれたからかな？」

……は？

『誰に？』

「…岸くんとか、勝利とか」

『…ふーん』

大人気なくだいぶ年下の後輩に嫉妬してしまってる。

純粋に慕ってくれてるのか、

あわよくば可愛い流星を落とそうとしてるのか。

ほんま、侮れへん。

「……たか、？」

流星の後頭部を抑え、噛み付くように唇を重ねる。

「…っんう、……た、かぁ、……」

薄く開いた唇の隙間から舌を入れ込んで絡める。

腰からおしりのラインをなぞればピクリと反応する流星。

「……っ、あ」

足を震わせて、敏感に反応する流星は絶対誰にも見せたくない。

首筋に唇を這わせて、チュッと吸い付く。

「……っ、！」

少しの痛みと共についたシルシ。

「……たか、どしたん？」

普段痕を付けることがないから驚いて、うるうるさせた大きな瞳で見つめてくる。

『俺の大人気ない、嫉妬』

「…ふふ、そっかあ」

なぜか嬉しそうににやけている流星。

『………嫉妬くらいするで』

「…心配せんでも、たかだけが好きやのに」

悪戯っぽい笑顔でチュッと頬にキスされた。

そしてぎゅっと抱きつかれる。

「……なーあ、ご飯後にして、先に俺の事食べて？」

そんなこと耳元で囁かれたら、理性なんて吹っ飛んでしまう。

『余すとこなく食べたる』

流星を抱き上げて、寝室へ向かった。

end.

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本当に本当にありがとうございます。

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