ひたすら愛される流星くん３ (ページ39)

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(紫)

『流星の気持ちは、十分すぎるほど伝わってる。…ほんまにいつもありがとう』

そう言うとこれまで見た事ないくらいに、泣き出した流星。

やらないと、頑張らないと！っていう気持ちが先行して身体も心も追いついてなかったんやろう。

『流星が考えてくれる案はいつも凄すぎるしほんまに最高。みんなの意見を汲み取ってくれて、俺らもスタッフさんもみんな流星のことを頼りにしてるで』

抱きしめる腕の中で流星が小さく頷く。

『ファンのみんなにも、流星が忙しい中で喜んでくれるようにって色々考えて一生懸命頑張ってくれてるの絶対伝わってるからな？』

また小さく頷いてくれたのを確認して、少し体を離して目線を合わせる。

『……でも、流星のことが1番大事やから。流星が元気で笑顔で過ごしてくれることが俺らもファンのみんなも嬉しいから、自分を犠牲にしてまで無理には頑張らんといてな？』

涙を拭ってあげると、ふわりと微笑んでくれた。

『俺らが流星に色々と背負わせて頑張らせすぎてたから、これからは打ち合わせには絶対誰か一緒に行くようにするな。流星をサポート出来るようにそばに居る。流星も何か悩んだり困ったことがあったらすぐ俺らを頼って？』

「…わかった、ありがとう濵ちゃん」

まだ涙でびしょ濡れやけど、気持ちが晴れたように微笑む流星に安心する。

いつもよりも子どもらしく見えるその姿に、しっかりしてるけどやっぱり可愛い年下の子やなあと思いながら、もう1度ぎゅっと抱きしめた。

いつでも頼ってな、助けるよ、この気持ちが流星にいっぱいいっぱい伝わるように。

end.

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ダブトラのメイキング、忙しい中いいものを作ろうと頑張ってくれてる流星くんの姿を見て、このお話が書きたくなりました。

この後仕事を終えたメンバーが続々と病室に集まり、ごめんなあと泣きながらお話したりするんだろうなと思ってます。

WESTのメンバーの関係性が本当に好きです。

また、たくさんの方に評価をしていただき、嬉しい限りです。

本当に本当にありがとうございます。

1つでも増える度嬉しくなって、励みになっています！

次は甘々なお話を載せる予定です😊

今後ともよろしくお願い申し上げます✨

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