【アイナナ】君がオレ達の奇跡【男主】 (ページ4)

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ボク白雪Aは0歳から今まで施設にいたけど16歳になった2年に施設を出て今仕事と新しい住む場所を探していた。

『ん……雨の中だから探すのも大変ですね……』

今まで施設に居た為何処に何があるかわからなく迷っていた。この日によって雨とか最悪……。
そんな事を考えているとと……

「お前が悪いんだろ！！ぶつかったなら金を出せ！！」

『！』

凄い怒鳴り声が聞こえた。
チンピラ？でも困っている人がいるなら助けないと……！
　

ボクは声のする方に走った。暗い道外れにチンピラのような男性が帽子とマスクをした人が襟を持たれていた。

『何してるんですか！！』

ボクはいても立ってもいられなくて急いで男の腕を持った。しかし何もされてないのにこっち側から手を出す訳にはいかない

『！何しているんですか！？』
　

ボクは必死に男性のてからマスクの男性を離そうとする。マスクの男性は苦しそうに見てられない。

『何してるんですか！その手を離して下さい！警察呼びますよ！』

「邪魔だ！どけ！！」

邪魔するボクにその人はボクのお腹に蹴りを入れてボクを飛ばした。

『ぐっ！！』

陸「！君……！」

とても苦しい……しかしボクは平然とした。
　

『だ……大丈夫です……手を出したらならボクも出しても……いいですよね……？』

ボクはその男性の手を持ち強く捻った。
男の手からマスクの男性が離れた。しかしとても苦しそうだ。

「おい！何してる！！」

「やべ！！」

男性がボクに掴みかかろっとした途端、声がし警察が駆けつけた。警察を見かけた途端男性は逃げ警察も追いかける。

『大丈夫ですか！？』

ボクは男性や警察が去ってすぐにマスクを着けた男性に駆け寄った。
しかしこの苦しそうな息遣い……。

陸「はぁ……っはぁ……っ」

『まさか……』

ボクは男性を抱き寄せて背中から心臓の音を聞く。やっぱり……呼吸器系の病気だ。

呼吸器系の病気はストレスや埃とか花粉とかでも発作が起きる。それに気圧の変化や寒暖の差にも弱い。その病気は呼吸困難で死ぬこともある。

陸「！」

『やっぱり……！』

ボクは必死で彼に呼びかける。

『発作止めは？吸入器は持ってますか？』

陸「鞄……の……っゲボッゲボッ」

『すみません、失礼します！』

ボクは申し訳無さそうに男性の鞄をあさり発作止めと吸入器を取り出した。今も苦しそうで見てられない。