姉さんは病弱なんだから寄って来るな！！【名探偵コナン】

４５ 夾side ページ45

夾｢ただいま

姉さん?｣

可笑しい……

何時もなら出迎えてくれるのに……

左陣｢ワンっ!｣

すると､左陣だけが来た

夾｢姉さんに何かあったのか!!?｣

左陣｢ワンっ!｣


左陣の後をついてくと､姉さんの部屋についた

左陣はペットドアから姉さんの部屋に入っていた

姉さんの部屋の扉をノックした

貴方｢ﾋｯ……!｣

部屋から姉さんの怯えた声が聞こえた

夾｢姉さん!?僕だよ!夾だよ!!何かあったの!?｣

貴方｢いま､開ける｣

ｶﾞﾁｬ

姉さんの顔色が悪く､微かに震えてる

夾｢姉さん､抱きしめても良い?｣

貴方｢う……ん｣

姉さんを抱きしめると､震えが余計にわかる

夾｢何があったか､聞いていい?｣

貴方｢うん……
梓が帰る時､門の所まで見えなくなるまで見送ったのね｡

そしてたら､左陣とルナが電柱に向かって､吠え出して……それに続いて､私が転ばないように、葵が私の背を押したの｣

夾｢もう言いよ｡それ以上言わなくて……｣

貴方｢怖かった……だから､みんなと私の部屋に鍵を掛けて居たの｣

夾｢それで良いんだよ｣

貴方｢慣れないといけないって思ってるのに……｣

夾｢慣れなくていい｡
怖いものは怖いままで良いよ｡
それを馬鹿にしてくる奴が居たら､僕が許さないから｣

貴方｢ありがとう､夾｣

夾｢しばらく､烈達に居てもらう｣

貴方｢でも……迷惑に……｣

夾｢ならないよ｡僕もそうだけどアイツらも姉さんを心配してるんだよ｣

貴方｢1人が怖い……みんな､居て欲しい｣

夾｢うん!僕がアイツらに連絡しておくよ｣

貴方｢ありがとう｣

震えが収まってきた

良かった……落ち着いて来て

姉さんにこんな目に遭わせやがって……

俺が許さねェ

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