さしすの姉 〜高専時代〜【呪術廻戦】

１４ 番外編 Happy Birthday 後編 ページ14

傑side

A｢傑、ごめんね｣

不意に姉さんが謝った

傑｢何がだい？｣

途端に私は、怖くなった

もしかして、距離を置く？

ダメだ。そんな事されたら……

A｢傑を護るとは言え、傑には沢山寂しい思いをさせて｣

傑｢なんだ、そんな事かい？｣

良かった。距離を置くとかの話じゃなくて

A｢そんな事？｣

傑｢確かに、姉さんが居なくて寂しかったさ。
でも、必ず土日は会えたし、何より毎回学校行事に来てくれてたじゃないか。
私は、それだけで嬉しかったんだ。
ちゃんとお姉ちゃんに“愛されてる”って思ったよ｣

お姉ちゃんが、私をアイツらから護る為にしてきた事だから……

でも、そのおかげで私はちゃんと“愛されてる”と自覚できた

A｢そっか……
何度も言うけど、生まれてきてくれてありがとう。
私にとって傑は自慢の弟だよ。
この事は絶対に変わらない。何があっても｣

そう言うと姉さんはフニャと笑った

傑｢う…ん｣

前のセリフもあって、泣きそうになった

涙がバレないように姉さんの肩に擦り寄った

姉さんは何も言わずにただ、頭撫で続けてくれた

そっと姉さんの顔を見てみると……

私の腕の中だからなのか、姉さんは安心して眠ってた

その愛らしさに思わず口付けをした





＿＿＿＿

作者からです

本当は、2話で納めるはずだったんですけど文字数で3話になってしまいました

今回、書いてる途中


“あれ？さしすの絡み少なくない？”


“あれ？夏油様、ヤンデレになってきてない？”

と何度か思いました


それだけです。


改めて、夏油様！Happy Birthday！

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