コピペ改変68 ページ39
泣けコピです｡
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イソップ｢以前､デュアルがデジカメを買って嬉しそうに色々撮っていたのですが､メモリがいっぱいになった時に『ね､ねぇ…こ､これ…写らなく､なっちゃった…』と遠慮気味に相談してきたことがあるんです｡
でもその時の僕は完全に疲れきっていて『そんなの説明書を読めば分かることです』と言ってしまったんです｡
しばらくしてからデュアルへの言葉を後悔し､見てあげようと思ってデジカメを手に取ってフォルダを見てみたんです…そしたらそこには僕のの寝顔が写っていて､涙が出てきました｣
レオ｢私はあの日､仕事で疲れきって遅い時間に帰った｡すると､5歳になった娘がドアのところで待っていたんだ｡
レオ『まだ起きていたのか｡もう遅いから早く寝なさい』
リサ『パパ､寝る前に聞きたいことがあるなの…』
レオ『何だ?』
リサ『パパは1時間にいくらお金をもらうの?』
レオ『お前には関係ないことだ｡何でそんなことを聞くんだ?』
疲れていた私は､ついイライラして言ってしまった｡
リサ『どうしても知りたいだけなの｡1時間にいくらなの?』
レオ『給料はあまり良くないな…20ドルくらいで､残業代は出ない｣
リサ『わぁ!ねぇパパ､私に10ドル貸してくれない?』
レオ『何だって!』
この時､私はついに激昂してしまったんだ｡
レオ『お前が何不自由なく暮らす為に働いているんだ｡それが金がほしいだなんて…ダメだ!早く部屋に行って寝なさい!』
リサが黙って自分の部屋に行った後､私は後悔し始めた｡少し厳しく叱り過ぎたかもしれないと…
今まで何もねだってこなかった娘は､多分どうしても買わなくてはならないものがあったのだろうなんて思ったりもした｡
しばらくしてから私は娘の部屋へ行き､そっとドアを開けた｡
レオ『もう寝ちゃったかい?』
リサ『ううん､パパ…』
娘は少し泣いているような声で返してきた｡
レオ『今日は長いこと働いていたし､ちょっとイライラしていたんだ…すまない｡お前の10ドルだよ』
リサ『ありがとうパパ!』
彼女は小さな手を枕の下に入れると､数枚の硬貨を取り出したんだ｡
レオ『おいおい､もういくらか持っているじゃないか』
リサ『だって足りなかったんだもん｡でも､もう足りたよ』
そして10ドル札と硬貨を私に差し伸べてこう言ったんだ…
リサ『パパ…私､20ドル持ってるの｡これでパパの1時間を買えるよね?』｣
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作者名：コードネーム13@現在第五人格の企画参加者募集 x他1人 | 作者ホームページ：ない
作成日時：2023年3月15日 17時
