【派生】及ばぬ恋の滝登り3 (ページ34)

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コピペ改変63 ページ34

泣けコピです｡
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モブ｢昔､お嬢様がクリスマスの数日前から欲しい物を手紙に書いて､窓際に置いていたことがあったんです｡
旦那様と奥様の許可をいただいてから便箋を破らないように手紙を覗いてみると､こう書いてあったんです｡
『サンタさんへ｡おとうさまのガンがなおるくすりをください!おねがいします!」
これを見た私はまず､普通の粉薬に『ガンがなおるおくすり』と書いたものを用意しました｡
そしてクリスマス前日の夜､お嬢様が好きな人形と一緒にそれを枕元に置いておいたんです｡
翌朝､お嬢様はそのプレゼントに声に上げて喜んでいらっしゃいました｡
『お父様!サンタさんからお薬をいただいたので､ぜひ飲んでみてください!』
お嬢様はすぐに旦那様の元に飛んで行かれ､お薬を渡されました｡
『何だか体の調子が良くなってきたな?』と旦那様が言うと『良かった!』とお嬢様は大喜びされていて…『これでお父様とまたいっぱい遊んでいただけるし､ハイキングも動物園も一緒に行けますね!』って…
その夜､旦那様が1人で声を押しコロしながら泣かれていたことは未だに忘れられません…
『来年は君らがサンタさんか…しっかり頼むよ?』小声でそう囁かれた時､私達も声を押しコロして泣いてしまいました…｣

ロビー｢家の近くに､お婆ちゃんが1人でやっている古い駄菓子屋があるんだ｡
お婆ちゃんはとても優しくていつも笑顔で､お金がない子にはコッソリ駄菓子をあげていたくらいなんだ｡
そんな感じで近所の評判も良かったんだけど､ある日お婆ちゃんが怖いお兄さん達に脅されていたんだ｡
後から知ったんだけど､5年前に病気で亡くなったお爺ちゃんに少し借金があったらしくて､コツコツ払い続けて完済したはずなのに更に80万請求されて､払わなかったら立ち退いてもらうって言われていたらしいんだ｡
お婆ちゃんのピンチに僕も含めて助けてあげようってことになって､お兄さん達が来た時に駄菓子屋の前に整列して大声を出したんだ｡
お兄さん達も最初は何か言っていたけど､すぐに諦めて引き上げていってくれたんだ!お婆ちゃんが泣きながら『ありがとう､ありがとう…』ってずっと言っていたのが印象的だな…
そんなお婆ちゃんは今日もお店でニコニコしているよ!長生きしてもらいたいなぁ…｣