6歳 ページ7
「……話というのは以上だ。各自持ち場に戻るように」
ふと、肋角ぱぱがみんなに言った。
みんなは威勢良く返事をしていた。
慌てて返事をしようと、とりあえず「はい」とだけいっておいた。
「A、お兄さんたちと仲良くできるな？」
肋角ぱぱが少し離れたところで僕に確認を取った。
正直、このキャラの濃い人たちとやっていける自信は全く以ってないです。
「……うん！」
「うむ。お前たち、Aを頼んだぞ。」
「はい！」
斬島にいの声と心音が、耳元にしっかりと伝わってくる。
獄卒って、心臓動いてるんだなあ…。
「……さ、そろそろ夕ご飯の時間だね。久しぶりにみんなで行こうか！」
ふと、隣で佐疫にいが提案をした。
そういえば、まだなにもお腹に入れていない。
「そうだな。Aに食堂の案内もしたいしな。……失礼しました。」
皆が口々に失礼しました、といって部屋から出て行く。
僕はとりあえず「またね！」と言っておいた。
だって失礼しましたって言うの難しいじゃん。
「ねぇねぇ斬島。おれもAちゃんを抱っこしてみたい！」
廊下に出るや否や、木舌にいが斬島にいにそう言ってきた。
斬島にいは少し考えたような顔をして、次に僕の方をみた。
「……だ、そうだ。木舌に変わっても大丈夫か？」
「うん！！」
斬島にいは慎重な手つきで僕を木舌にいの元に移した。
木舌にいは斬島にいよりも柔らかくて、抱かれ心地がすごく良かった。
「きゃはは！木舌にい、ふわふわ！！」
僕がそういうと、木舌にいはふわりと微笑んでゆさゆさとあやすように揺すった。
「おい木舌、貴様また太ったのではないか？」
「いやだなあ、太ってない……と信じてるよ。」
そうして谷裂にいにそう言われると、木舌は困ったように眉を寄せた。
そうして、ある扉の前で歩を止めた。
それはみんなも同じで、なんだろうか、と木舌を見遣る。
「ああ、Aちゃん。ここが食堂だよ。」
僕から見たら、扉がとても大きく見える。
その扉を平腹にいが勢いよく開け、僕たちは食堂へ入っていった。
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ファーストMe - とても面白かったです！！続き待ってます！(о´∀`о) (2018年9月27日 22時) (
レス) id: d48a818a0f (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - めっっっちゃ面白いです！！はやく谷裂との絡みが見てみたいです！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年7月7日 0時) (レス) id: 80941d4d5d (このIDを非表示/違反報告)
真顔の天使 - 面白かったです。獄卒達(特に斬島)の反応が可愛いかったです!!早く続きよろしくお願いします。 (2018年3月4日 14時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
クスクス - 面白かったです。 (2018年2月20日 21時) (レス) id: 364e94a966 (このIDを非表示/違反報告)
ラル(プロフ) - すっごい面白いです！続きが気になります！ちびっこを見た獄卒達の反応が可愛くてもう、最高です！ (2016年8月8日 5時) (レス) id: d7cba9107c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹ノ狐。 | 作成日時：2016年1月30日 21時
