12.「一生無理でしょう」 ページ14
じゅーっと、肉の焼ける音がする。
私が手伝うと言って台所にいくと、お母さんがたまねぎと人参を炒めているところだった。
炒め終わったら、それを私がボウルに入った肉と混ぜて、卵と牛乳、パン粉と調味料を入れて捏ねていった。
そうして私が肉の形をつくって、それをお母さんが焼く。
「ねぇお母さん、何個くらい作ればいい?」
「そうねぇ、大きめのを九個と、小さいのを何個かでいいと思うわよ。」
楕円形の肉をひたすらに窪ませて、トレイにのせていく。
それをお母さんがひたすらに焼いていく。
「ニート達、ご飯よー!」
焼き終わり、盛り付けも終わってちゃぶ台を拭いていたころ。
二階からお母さんの声がした。
まさかおそ松たち、全員ニートとかじゃないよね。
こんな私でさえもバイトは出来てるんだから、そんなはずは……。
というかお母さんが呼んだということはもうじき下へ降りてくるだろう。
さささっとちゃぶ台を拭いて、盛り付けられたご飯を置いて客間に台所の奥へとひっこんだ。
「今日の飯何ー?!」
「ハンバーグだってよ、おそ松兄さん」
6人分の足音と声が聞こえてくる。
全員が居間へ入ったのを確認してから、自分の分のご飯を盆に載せて、階段を登り部屋へ入った。
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kuu - これいちいち歌の歌詞になってますね、 (2022年1月1日 12時) (レス) @page38 id: f964c54957 (このIDを非表示/違反報告)
kuu - 面白いです、これからシリアスだったり恋愛がある、が楽しみです (2022年1月1日 10時) (レス) @page1 id: f964c54957 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 最高すぎます (2020年9月24日 2時) (レス) id: e43e7b87c6 (このIDを非表示/違反報告)
偶数LOVE!(心々) - なるべく早く更新してくださいっ……!……お願いです………………本当に楽しみすぎるのですよっ!! (2019年9月7日 18時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
偶数LOVE!(心々) - なんでこんなに文才があるのですか??これは絶対ず〜っと!過去最高1位ですねっ!!(納得です♪)どんな小説の中でも1番好きですっ!(本当に) 星なんかいも押したいけど、前も押したからムリだ……… (2019年9月7日 18時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竹ノ狐。 | 作成日時:2015年11月26日 1時